今回は、これまでの工程をまとめてみます。
目次
作曲
作曲では、メジャースケール、ダイアトニックコードの知識が不可欠です。
もちろん、これ以上の知識もたくさんありますし、必要にもなってきますが、メジャースケールとダイアトニックコードはすべての基礎とも言える最重要知識です。
しっかりと学びましょう。
編曲
いろんな楽器の打ち込みを行います。
ドラム、ベース、ピアノ、、、その他いろんな楽器を打ち込んでいくには、楽器が演奏できることではなく、楽器のことを知っていることが大切です。
楽器の特性をしっかりと抑えましょう。
録音
オーディオインターフェイスを介して録音をします。
歌ものの場合は、ボーカルの録音がもっとも大切です。
ダイレクトモニタリングやDSPのことをしっかり理解し、いかに歌い手が歌いやすい環境を作ることができるか。
これは、作品の質を大きく左右します。
ミックス
各トラック(=楽器、またはそのパーツ)、の音質、エフェクト、PAN、音量を決めていきます。
基本的な音作りの方向性は、いかに自然に聞こえさせるか、です。
直接耳に届いている音とスピーカーを通ってでてくる音を揃えるために、いろんな技術を使って補正する、というイメージです。
マスタリング
ミックスが各トラックの音質、音量バランスを整えるものだとして、マスタリングは全体の音質、音量を整えるものです。
巷に溢れている音楽は、すべてマスタリング処理が施されているので、この工程を踏まないと相対的に音が小さい音源になってしまいます。
あとがき
気づいたら60回以上のシリーズになりましたが、実際にはまだ伝えていないことがありますし、各分野のプロに言わせれば、各々の分野だけで60回以上の記事が必要、と言いそうです。
ただ、みんながみんなプロになりたい、紅白に出たい、ミリオンセラーを作りたい、と思っているわけではないでしょう。
むしろ、音楽ファン全体からすると、気ままに音楽を制作してみたい、という人のほうが多いかもしれません。
そういう人にとっては、これまで書いてきた内容ですら突っ込みすぎかもしれません。
音楽制作の第一歩は、音を出すことです。
パソコンで音楽を作る場合、極端に大きな音量にするとか、悩んでパソコン自体を叩きまくるとかしなければ(そんな人いるかな、、、)、壊れることはまずありません。
最初は、音が出ていくつか混ざればとりあえずはOK、くらいの気持ちでやってほしい、と思います。