日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

パソコンで音楽を作ろう〜その56 リバーブって?

今回はリバーブの少し深めの話です

 

目次

 

 

リバーブはエコー?

 

リバーブという用語は、いかにも専門用語っぽいですよね。

カラオケに行ったら、エコーというものがあります。

これとほとんど同じだと思って良いです。

 

で、意味と効果を別で理解しましょう。

 

効果はというと、一般に知られているように、残響があるあの感じです。

歌がうまく聞こえますよね。

歌に自身がある人なんかは逆に、カラオケでエコーをゼロにして、そのうまさをアピールします。

ちょっとうざいですよね。

 

で、意味はというと、、、

リバーブは「場所のシュミレーション」という意味合いがあります。

 

だから、リバールのセッティングには「Hall」「Room」といった場所の名がついたパラメータがあります。

リバーブの機種によっては「Bathroom」というものもあります。

そう、お風呂ですね。

お風呂で歌うと、音が反響してうまく聞こえますよね。

あれが「Bathroom」のリバーブがかかった状態です。

 

リバーブはほとんどの場合かける

 

リバーブの種類は曲によって色々ですが、リバーブをかけないということはほとんどありません。

かけないほうが逆に特殊効果を狙っていることが多いほどです。

 

なぜリバーブは必ずかけるのでしょうか?

それは、私たちが普段聞いている音には、ほとんどリバーブがかかっているからです。

 

残響が聞こえない?

いえいえ、ちゃんと聞こえているのです。

残響がついた音が当たり前になっているから、認識できないだけです。

 

それは、当然といえば当然です。

部屋のなかにいれば、自分が発した声は、直接相手に届くものに加えて、壁や天井、床から反射してきた音も届くのです。

部屋が狭い場合は、直接届く音と反射してきた音のずれがごくわずかなので、認識するのが難しい。

 

しかし、実際に反射音をゼロにした音を聞いたら、違いはわかります。

プロ用のレコーディングブースに行くと、防音とは別に吸音処理が施されています。

つまり、音が反射しない。

こういった部屋に行くと、そんなに離れていない距離での2人の会話ですら、大声を出さないと聞こえない。

いかに反射の音が聞こえているのかがわかります。

 

マイクを通して録音する場合、目指すべき音としてのセオリーは「自然さ」です。

そして、自然に聞こえるためには、リバーブが不可欠なのです。

 

あとがき

 

次回もリバーブの続きを書きます。