日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

パソコンで音楽を作ろう〜その60 AUXトラック

今回は、これまでも何度か書いてきたAUXトラックとバスについてです。

 

目次

 

バスとは?

 

DAWソフト、ミキサー上での音の流れは、各トラックからマスタートラック、そしてオーディオインターフェイスに出ていきます。

 

しかし、各トラックからマスター以外に送りたいこともあります。

そういう時に使うのがバスで、概念としては通り道と考えれば良い。

一般的にバスには番号を振ります。

実機のミキサーにもバスはついてますが、物理的なものなので増やすことはできません。

一方DAWソフトの場合は、ほぼ無限にバスを作れます。

 

AUXトラックとは

 

AUXはオグジュアリと読みます。

普通のトラックは、ソフトシンセやオーディオインターフェイスのインプットから音が流れ込んできます。

AUXトラックの場合は、上で説明したバスをインプットに設定することができます。

 

バスとAUXトラックを組み合わせる

 

これらを組み合わせると、いろんな用途で使えます。

まず、トラックを一つにまとめることができますね。

 

まずはバスを一つ作り、その番号を1にします。

次にAUXトラックをつくり、そのトラック名をドラムにします。

AUXトラックのインプットはバス1に、アウトプットはマスターに設定します。

そして、ドラムの各パーツのアウトプットを、マスターからバス1に変更します。

 

すると、

ドラムの各パーツ(キック、スネアなど)

↓(バス1)

ドラム(AUXトラック)

マスター

となります。

 

AUXは、通常のトラックと同じようにインサートエフェクトをかけられるので、このAUXトラックにEQやコンプをかけると、ドラム全体にかかっていることになります。

もちろん、AUXトラックのフェーダーはドラム全体の音量です。

 

この使い方は、ドラムの各パーツの音を全部バス1に流す、つまりこの時点ではマスターには流さない、という方法です。

 

一方、マスターにも流すし、バスにも流したいということもあります。

以前書いたリバーブで使うセンドリターンです。

 

センドリターンでは、音をマスターとAUXトラックに分岐します。

マスターにどのくらい流すかはもちろんフェーダーで決めます。

一方、AUXトラックにどのくらい流すかは、それ専用のつまみが良いされているので、そこで調節します。

 

この専用つまみで設定する通知が、フェーダーの値の影響を受けるかどうかを選択でき、影響をうけない場合を「プリフェーダーモード」と言います。よってこのスイッチはプリフェーダースイッチと呼ばれます。

 

はい、これはちょっと複雑なので意味がわからない人は、スイッチ・オフで良いと思います。

 

あとがき

 

ミキサーは、実機を触ると理解が深まります。

実際に見る機会があったら、ぜひのぞいてみてください。