博多大吉“漫才じゃない論争”に「あれは漫才。自己申告なんですよね」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
お笑いのことを深く語れるほど詳しいわけではありません。
単なるお笑い好きです。
今回のM-1、マヂカルラブリー優勝に関して「あれは漫才か」論争が繰り広げられているようです。
こういう話って、音楽とちょっと似ているところがあります。
私の意見。
あれが漫才かどうかなんてどうでもよくないですか?
面白いかどうかのほうがずっとずっと大切です。
M-1主催側があれを漫才として受け止めるかどうかで議論するのはわかります。
でも、見てる側は楽しければそれで良いのでは?
あれが漫才かどうかで、誰かに迷惑でもかかるんですかね?
音楽と似ているといった部分はどこか。
音楽にも正解がなくて、誰かの心に響けばそれは音楽。
「あれは音楽じゃない」なんて言われても、誰かがその音楽を聞いて感動したり楽しんだりすれば、それでOKです。
音楽に対する冒涜だ、なんて言い始めたら、その音楽に感動した人の感性を真っ向から否定していることになります。
「この音楽には感動してはいけません」
そんなことを言う権利は誰にもありません。
お笑いもそうです。
おそらく、ですが、漫才はこうあるべき、コントはこうあるべき、落語はこうあるべき、という定番みたいなものがあるのでしょう。
ただ、定番に従うかどうかは、やる方の自由で少なくとも見る方はとやかく言うことではない。
見る方は、それが面白かったら支持すればよいし、面白くなかったら見なければ良い。
少なくとも音楽分野では、歴史に名を刻んだアーティストの多くが、定番を覆すことをやっています。
定番を覆せばなんでもよいわけではなくて、そのうえで人々に受け入れられなくてはいけません。
今回のマヂカルラブリーは、受け入れられたのです。
それがすべてだし、賞レースとはそういうものです。
ちなみに、、、
私はマヂカルラブリーのネタではそんなに笑えませんでした。
それは単なる私の感性。
それとは別に、あれだけの賞レースを勝ち抜いた二人は、やっぱりすごいとしか言いようがありませんよ。
多様性の大切さを声高に叫ぶのなら、漫才かくあるべきみたいな思想くらい取り払う器がないとお先真っ暗です・・・