昨今の音楽制作は、ほぼほぼ100%パソコンで作られます。
作曲、編曲、レコーディング、ミックス、マスタリング。
全てパソコンです。
もはや、パソコンなしでの音楽というのは考えられません。
ところが、こんな状況でもパソコンを使わずに音楽を続けている人がいます。
多いのがプレイヤー。
確かに、ライブで弾くだけならパソコンはいらないかもしれません。
しかし、プレイヤーだって絶対にDAWを活用したほうが良いのです。
理由は2つあります。
レコーディング
プレイヤーの仕事はライブでの演奏だけではありません。
レコーディングも同じかそれ以上に重要な仕事です。
レコーディングの際には、事前にデータのやりとりをし、プリプロを経てレコーディングに臨みます。
パソコン作業が必須というわけではありません。
ただ、音楽データのやり取りをスムーズにできる人がいて、その人のスキルが十分なら、パソコンスキルがない人よりも確実に仕事を振られる可能性が高い。
技術向上
DAW活用は、とにかくうまくなります。
自分の演奏をボイスレコーダーやライブ動画で見て、思った以上にできてないと思った。
そういう経験は多くの人がするものです。
DAWの場合、さらに細かい分析ができます。
レコーディングした音が波形で視覚的に捉えられるので、リズムがそろっているか、音の粒はそろっているか、などすぐに丸裸にされます。
現場でプロのレコーディングを何度も見てきましたが、プロとアマチュアの演奏はこの辺の細部が全然違います。
プロとしてやっていきたいのならば、この精度を目指さなくてはいけないのですが、聴感覚だけでは限界があります。
そもそも、プロの方ですら自分の波形を見てスキルを向上させてきたわけです。
◆
音楽をアウトプットする側の人は、今すぐにでもDAWソフトと最低限の機材を購入してください。
ソフトは、Cubase、Studio Oneのどちらかで良いと思います。
macの人は上記に加えてLogicも選べます(最安)。
パソコンが苦手、とかどうでも良いです。
DAWさえ使えれば、gmailが使えなくても構いません。
(それはそれで恥ずかしいけれど・・・)