シリーズ途中ですが、ちょっとコラム的なことを書こうと思います。
楽器演奏だけでなく、パソコンで音楽を作る、いわゆるDAWを使うのにもスキルは必要です。
ただ、楽器演奏と違って、DAWソフトの操作方法は正解があるので、知っているかどうかだけです。
演奏の仕方をいくら学んでも、実際に訓練しないと弾けない楽器とは違い、DAW操作は知ったらその場で使えます。
その分ハードルは低いはず、、なんですが、楽器に比べて音楽っぽくないところがネックなんですかね。
DAWソフトの上達とはつまり、DAWソフトの使い方を知る、ということに尽きます。
録音したい音を録音して、鳴らしたい音を鳴らす。
頭の中にある音楽をDAWソフトに落とし込めるようになることが、DAWソフトの上達にほかなりません。
その上達が遅い人ってやっぱりいるんです。
楽器演奏は身体を動かすので、生まれつきもった身体能力も関係してきます。
ぶっちゃけてしまえば、やっぱり才能の有無ってあるんですよね。
指の長さ、手の大きさ、握力などの先天的なものも関わってきます。
一方、DAWソフトの使い方において、上達が遅い人って、結構わかりやすい特徴があります。
それは、とりあえずやってみよう、という勢いが足りない人です。
昨今のDAWソフトは、成熟期に入っていると言ってもよい。
機能が豊富すぎて、メーカー側はバージョンアップでこれ以上どんな機能をつければよいのか、日々頭を悩ませているに違いありません。
ここまで機能豊富なDAWを学ぶのに、説明書から入り、ちゃんとした操作方法を学んでから、という順序はあまりにも効率が悪い。
パソコンを例にとったらわかやすいかもしれません。
昔のパソコンって、結構厚めの説明書が5冊とかついてきたんですよ。
今はそんな説明書はついてきません。
それは、環境を考えてペーパーレスに、ということではなく、パソコンでできることがあまりにも多くなりすぎて、説明書に書ききれなくなったんです。
パソコンでできることって、多分無限にあります。
音楽にとってのDAWソフトもそうで、できることは無限とは言わずとも、凄まじい数あります。
これを機能から学ぶのは無理があります。
じゃあどういう順序が良いのか。
それは、正しいやり方とか考えずに、とりあえず音がなればOK、くらいですすめることです。
音楽だから、音さえなればとりあえずはOKなんです。
別にそのまま商品にするわけでもないし、音さえなればテンションもあがります。
少なくとも機能を学んでいるときよりも楽しいはず。
ここで、その壁になるのが、壊れないの?ということです。
安心してください。
壊れません。
DAWソフト上の、どんなボタンを押しても、ソフトが壊れることはありません。
なんかわけわからない状態になっても、UNDOで遡れます。
だから、画面上にあるボタンを全部押して何が起こるか見てみる、くらいの勢いで触って良いのです。
もちろん、王道のやり方はあります。
ただ、王道にこだわって進まないのならば、そんなものは捨てても構いません。
ということで、DAWは壊れないので、どんどん録音して、いろんなボタンを押して、とにかくなんでもやってみましょう。