なぜ彼女が… ホームレスの死が問いかけるもの 東京・渋谷のバス停で事件|NHK事件記者取材note
とても重たい気持ちになる記事です。
私の周りにもいますが、明朗快活、悩みなんて程遠い、という印象の人の内情って実はわからないものです。
この記事に出てくる被害者も、生活に困窮してるなかで明るく振る舞い続けた理由はなんのか。
笑う門には福来たる、を信じて。
プライドが許さない。
色々あるでしょう。
でも、ここまで苦しい状況が続いている中でも誰一人頼らなかったことは、強い人だったと美談で語られることではありません。
頼る人がいなかったわけではないようです。
親族、友人、かつての職場の同僚。
大前提として、社会人は人に頼らずとも生きていく努力をするべきです。
しかし、状況によってはどうしようもないことだってあります。
そんなときくらい、人を頼っても良いはずです。
役所だって、ちゃんと手を差し伸べてくれます。
生活保護という制度はマイナスイメージが強いですが、命を助ける制度であることは間違いありません。
また、周りにいる明朗快活な人をあらためて見直す機会にもなります。
本当に大変なことが起こったときに、手を差し伸べられるか。
頼ってもらえるか。
こういう悲しい事件で感傷に浸るだけでなく、自分たちには何ができるのか。
それをしっかり考えていかなくては、と思います。