いろんなメディアがある中で、新聞社というのは、比較すればやっぱり「嘘」が少ない、最も信頼できるメディアだと思います。
今の新聞社の問題は、意見の主張が偏ってきていること。
理想を言えば、中立の立場で報道はすべきでしょうけど、実際に完全に中立というのは難しい。
だから、多少右とか左とか、保守とかリベラルとかあっても致し方ないと。
ただ、ここ近年はそれが偏りすぎているように感じます。
右も左もです。
なぜ偏りが強くなったのか。
それは、新聞の購読者数が減ってきたから、そして若い人から中心に減ってきたので、高齢者向けの記事の需要が高まったからです。
右か左かはっきりとしたスタンスでの記事のほうがわかりやすいですもんね。
若者が新聞を読まないことと情報を得ようとしないことには関係がありません。
情報の入手経路が違うだけで、若者だってネットを通じたSNS等で、ある意味新聞よりもたくさん、しかも早い情報を日々取り入れています。
若者は新聞を読まないのは、情報に興味がないからではなく、ネットから情報得るほうが安いし早いしかさばらない、というぐうの音もでない合理的な理由があるからです。
だから私は、紙メディアである新聞をやめ、通信社になればよいのだと思います。
メディアだって民間企業です。売上があがらないと継続できません。
新聞という紙媒体に頼っていると、そこにかかる膨大なコストはつねに経営を圧迫しますし、上に書いたような若者離れも進みます。
だから、紙にかけていた時間やコストをすべてうかせ、情報発信のみに舵を切る。
そもそも、情報なんて紙で得ようがネットで得ようがなんでも良いんです。
せっかく優れた記者がたくさんいるのだろうから、それを活かせるような構造になってほしいと思います。