情報過多の時代だ。
情報は、誰にとっても大切な情報もあれば、一部の人間にとってだけ重要な情報までさまざまなものがある。
前者は、いわゆるトップニュースとして新聞、テレビ、そしてネットが伝えるが、後者は情報を自ら「つかみ」にいかなくてはいけない。
そのときに最も力を発揮するのがネットだが、やはりネットは発信するまえのチェックが殆どないので、嘘の情報も出回りやすい。
かといって、自分にとっては大切な情報を得る手段であるネットを使わないのももったいない。
情報を正しく得るために気をつけることを考えてみた。
多くのソースを持つ
新聞なら朝日、毎日、読売、産経など。
新聞、テレビにはこれ以外に地方紙、地方局がある。
そしてネットは、まさしく星の数ほどある。
情報関連の仕事をプロとしている人が、これらを毎日のようにチェックするのは困難だ。
そこで、日替わり、週替りの情報ソースを使うのがおすすめ。
メディア自体を変える、つまり、昨日は新聞で、今日はテレビで、明日はネットで情報を見るという方法や、例えば同じテレビメディアでも、今日は朝日系、明日は読売系といったように変化をつける。
最初はできるだけ事実のみに把握するように努める
情報を得るときに、できるだけ雑情報をいれないように努める。
例えば、国会である法案が可決された報道をみたら、その情報を得ることだけに集中する。
つまり、それに対するコメンテーターや解説者の話には極力耳を傾けずに、自分のアタマで感想をフラットに考える。
事実と判明するまでは、鵜呑みにしない
これは特にネットだが、過去を振り返れば、故意かどうかは問わず、マスメディアですら誤った情報を流してしまったことも多々ある。
しかし、その情報の真偽は一般人にはわかりにくい。
そのため、情報は基本疑ってかかることを癖にし、すぐには鵜呑みにしないようにこころがける。
イメージ操作を疑う
伝えられている事実は、イメージ操作のため、フルイにかけられていないかを疑う。
事実を伝えている、ということを確認できただけで油断は禁物。
都合の良い事実だけにしぼって伝えることによる印象操作は、ある程度までは合法的に可能だ。
新聞やテレビなど、その特徴上どうしても利権が絡む構造のメディアは、情報によっては特定の誰かが得したり、損したりするので、印象操作は必ずある、と思っているくらいでちょうどよい。
キュレーターを使う
質の高い情報を得るテクニックをキュレーション、そのプロをキュレーターと呼ぶが、このキュレーターをフォローする。
この方法はもっとも手っ取り早いが、自分の得たい情報にぴったりマッチするキュレーターを探すのに苦労するのと、そのキュレーターを盲信してしまいがちになるという弱点がある。
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情報を得ることは、難しいが楽しい。