知人の話。
両親が、オリパラを見ろと命令してくるそうです。
不思議です。
オリパラは素晴らしい大会だと思いますが、義務ではありません。
そして、もっと疑問なのは、パラリンピックについて。
「障害を持っている人が頑張っている姿を見て感動する」
と言うらしいですが、、、
なにか違和感があります。
パラリンピックって、障害者に対する差別をなくす、という趣旨はあっても、障害者に対する同情を買う大会ではないはずです。
というか、その考えそのものが差別ではないでしょうか。
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障害者と健常者は違います。
だからこそ、オリンピックとパラリンピックが分けられています。
これは、差別じゃなくて区別です。
一方、障害者はみんな可哀想、という発想は差別です。
健常者でも障害者でもいろんな人格の持ち主がいます。
同様に、障害者「だから」頑張っている姿を見るべき、というのはおかしいと思います。
パラリンピック出場者に対するインタビューで、障害を持っていることによる苦労とかを聞かれると、不快に思われるのではないでしょうか。
その時点においては、障害者である前に、アスリートです。
アスリートに対するインタビューをしてほしい、と思うのが自然だと思います。
◆
差別ってなかなかなくなりません。
それは、差別をしているひとにその自覚が無いからです。
もちろん、自戒の念を込めて書いています。
私は差別なんかしていない。
そう思っている人が一番怪しい。