日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

ギター上達の必須条件

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練習すれば誰でもプロのギタリストになれるわけではありません。

同じ量練習しても、上達のスピードには個人差もあるし、仕事をもらえる運やタイミング、人脈などいろんな要素が関わってきます。

 

ただ、プロのギタリストにはなれなくとも、人前で演奏して恥ずかしくない、というレベルまでだったら、大抵の人には可能です。

 

そして、私が思うギター上達の肝は2つ。

リズムと完コピです。

 

リズムは、それが音楽か単なる音なのかを決定づけるものです。

音程がなく、打楽器だけでもそれが音楽的に聞こえるのは、リズムがあるからです。

逆に言えば、リズムが失われると、それは音楽の最重要部分が抜けている、とも言えます。

救急車のサイレンには、音程がありますが、リズムがないので、音楽と捉えるのは難しいでしょう?

 

それから完コピ。

弾きたい、と思う曲を完コピすることです。

コピーじゃなくて、完コピです。

バッキングからソロ、もしそれに動画があるなら、弾き姿までコピーするくらいの勢いで完コピします。

 

この2つを組み合わせるとどうなるか。

 

練習の順番としては

  1. どんなギター(フレーズ、バッキングなど)を弾いているかを理解する
  2. 理解したギター演奏を、とにかく「遅いテンポ」で「正確に」弾けるまでやる
  3. そのテンポで弾けるようになったら、少しだけテンポをあげて、また正確に弾けるようになるまで練習する。
  4. 2,3を繰り返し、原曲のテンポでできるようになるまでやる

この手順が唯一無二の方法です。

 

2に関しては、正確に、というところが重要。

絶対に間違わずに弾けるようになるまで、3にはいかない。

10回中9回はノーミスで弾けるようになるまではテンポを上げてはいけません。

 

また、正確にというのは、ギターのちょっとしたニュアンスも含めます。

神は細部に宿る、というやつです。

音の入り口、出口まで細かく気を使いましょう。

 

 

上達のコツというやつもないわけではありません。

しかし、コツをつかめばすぐに上達するか、といえばそんなことは絶対にない。

コツは、伸び悩んだ時に、もう一度自分の演奏を見直し、先入観を捨てて取り組む際にサポートしてくれるものだと思ってください。

 

伸び悩んだときにサポートしてくれるもの、つまり伸び悩みを感じるくらい淡々と練習し続けた上での話し、ということですね。

 

取り組む難度は曲やフレーズによって様々ですが、基本はどんな曲もこのアプローチで十分です。

スケールの運指練習等も無駄ではありませんが、好きな曲を練習している方がモチベーションあがりますし、なにより音楽的で楽しいですよね。