太田光が選挙特番で炎上、背景に“しゃしゃる司会者”と「怒らせたら勝ち」常套手段 | 週刊女性PRIME
選挙に限らず、記者やニュースキャスター、ジャーナリストが政治家にインタビューするとき、わざと煽って怒らせ本音を引き出す、またはボロを出させる、という手法は昔からあるようです。
煽りというと言葉は悪いですが、聞きにくいことであってもあえてそこに斬り込んでいく、というのは大切なことだと思います。
聞きにくても、聞くべきことっていっぱいありますからね。
ただ、そこにはリスペクトがないといけません。
選挙に勝った人も負けた人も、まずはこの選挙に出馬して戦ってきた、ということを労うべきです。
批判報道が多いので勘違いされがちですが、政治家を目指す方って基本的にめちゃめちゃ優秀です。
政治家になるには、3つのバン(かばん、看板、地盤)が必要と言われますが、この3つ揃えるのは優秀な人だけでしょう?
これだけ優秀ならば、おそらく大手企業への就職、医者、弁護士、税理士など地位の高い職を選ぶことだってできるはずなんです。
そこをあえて国会議員という職を目指す。
批判もすごいし、実はめちゃくちゃ不安定です。
選挙に落ちたらすぐにフリーターで、議員会館から追い出される。
衆議院においては、解散があるので、その予測もつかない。
こんなリスクを背負って政治家を目指し選挙に出馬しているのが候補者です。
すごすぎでしょ?
自分と主義主張が違うこともあるし、この人は国会議員になるべきじゃない、と思う議員も正直います。
でも、それは人格否定では決してありません。
批判と尊敬を同時にすることはできます。
口汚い言葉での批判は、そこに尊敬の念がないことの顕れです。
そういった意味では、選挙特番中の橋下氏がれいわの山本氏に対して「詐欺だ」と糾弾したのは良くない(詐欺は犯罪ですらかね)。
橋下氏自身も、後の別番組で反省していました。
わざと怒らせる必要はないと思います。
ただ、聞きにくいことをズバッと聞いて、その結果相手が怒った、というのが正しい順序だと思います。