日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

働くことのあれこれ〜いきなりステーキ社長の言葉から

いきなりステーキ社長、従業員に喝 「作業するだけで給料をもらえると思うのは大間違い」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

 

みんな、いきなりステーキの社長好きですね。

なにかと話題に上がります。

 

コメントも様々ですが、私は普通のことを言っているに過ぎないと思いますよ。

従業員のせいにしてはいけない、という意見もあるようですが、そんなこと言ってたら何一つ従業員を注意できないじゃないですか。

 

その店に自らの意思で応募してきて働き始めたスタッフは、基本その店の方針に従うべきです。

もちろん、その店のことを思って改善点やおかしなところを指摘するのはありです。

 

でも、ネガティヴな従業員をゆるさないという方針は、社長の方針だから致し方ない。

こんなことに一般論を持ち込んでもしかたないわけです。

 

ところで・・・

 

作業だけで給料が出るわけではない、ということを逆から捉えれば、作業をしていなくても給料をもらえる可能性はあるということです。

 

作業をしていないというのは言いすぎですが、要するに目に見える作業や作業時間だけで給料を与えるのではなく、新しいオペレーションを作って効率化に成功し、ラスト作業が短縮できた、となったら、そのオペレーションを作った人には一定の報酬が与えられるべきです。

 

また、その効率化によって短縮した分、時給故に給料が減った、ということも避けるべき。

もしこれで給料が減ったら、効率化しないほうが給料が高い、という不健全なことが起こります。

 

日本独特の苦労礼賛からくるのか、世界的に見られる現象なのかわかりませんが、効率化して苦労の量が減ったら、ちゃんと仕事していないと思われる風潮ってありますよね。

 

これ、実体験ですが、、、

 

アルバイトしていた会社で、とても使いにくいエクセルファイルがありました。

その入力にアルバイト全員が結構な時間を費やしていたんですが、ある程度エクセルの知識がある自分が見やすく使いやすく整えたら、入力の時間を1/3くらいに削減できたんです。

 

で、何が起こったのかというと、その時間を別の作業に充てることになって、結局給料は同じ。

 

どうせ同じ給料なら、それまでのエクセル入力のほうが慣れていてラクだった、という意見が出るのは当然です。

 

こうやって、効率化することが馬鹿らしくなっちゃうんですよね。

 

評価されるわけでもなく、対価をもらえるわけでもなく、愛社精神を持って仕事に励んでほしい、なんてことをアルバイトに求めるのってナンセンス極まりない。

 

そもそも、アルバイトにしている時点で人件費をおさえるための雇用形態であって

そこに愛社精神を強要するのはどうかと。

 

もし会社を愛してほしいなら、愛されるほどの会社を運営サイドが作るのが先で、教養でしか愛されない会社なんて先が見えています。