野球離れというより、そもそもなぜこれまで野球が他のスポーツに比べて人気があったのかが私にとっては不思議です。
プロ野球と言えば巨人、つまり読売、テレビ放映やラジオ放送が多かったというところではないか、と思います。
そういった大人の事情をのぞけば、野球の不人気理由は結構あげられます。
まずルールが難しい。
スポーツってシンプルなほうが良いと思いません?
サッカーなら、手をつかっちゃいけない状態で、相手のゴールにボールを入れたら勝ち、というシンプルなもの。
バスケもバレーもラグビーも、細かいルールはありますが、大まかなルール説明は簡単です。
野球を全く知らない人に野球の説明を試みてください。
めちゃくちゃ難しいですよ。
少し大きな話になりますが、識字率がいまだに低い国では、まずもって野球は普及しません。
それはルールを説明できないからです。
もちろん、経済的な理由でグローブ、バットを買えないという要因もあります。
それから、野球って止まっている時間が長いと思いませんか?
練習は結構汗かくと思いますが、本番ではあんまり汗かかないと思います。
他のスポーツ、特に球技で、あんなに止まっている時間が長い競技ってありますかね?
アメフトはとまってばかり、と言われることも多いようですが、多分野球のほうが止まっている時間長いですよ。
それから、社会的な見方もあります。
甲子園はいまだ人気がありますが、炎天下で丸刈りで、という合理性がほとんどないスポーツにそもそも論で疑問を持つ人も増えたんじゃないでしょうか。
高校生の投球数制限は、大人で言うワンオペ防止と同様だと思うんですけどね。
応援している人のイメージも良くない。
少なくとも私の幼少期には全然良くありませんでした。
ネットもない当時、家にはテレビが一台。
そのテレビを父親が野球観戦のために占拠、勝ち負けで一喜一憂し、不機嫌を家族にばらまく家庭なんていくらでもありました。
野球に限らずスポーツ観戦はあるでしょうけど、上記のようなイメージが根付いているのは野球、と思うのは私だけでしょうか?
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私は正直野球に興味がありません。
でも、野球が消えてなくなれなんて全然思いません。
野球が好きな人がプロ野球目指してって良いじゃないですか。
でも、これまでの人気にあぐらをかいてきたことは否めません。
野球関係者の自己改革が求められている段階に来ていると思いますよ。