日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

子供に教育すること〜自分はどうなんだ?

「大人は灯油缶、背負うんですか?」ランドセルを軽くするアイデア商品に批判殺到→小学生の反論がキレキレ(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース

 

痛快ですね。

大人側の意見の矛盾点が浮き彫りになっています。

 

私はこの子のように頭よくないし行動力もなかったのですが、昔から同じような疑問をいだいていました。

よくある回答が「大人になったらわかる」ですが、大人になったいまでもわからないことがたくさん。

それは単なる逃げだったのか、それとも私がまだ大人になってないのか・・・

 

 

小学生の子を持つ親ならわかると思いますが、とにかく今の小学生が持っていくランドセルは重い。

昔に比べて、ビジュアルとしてもわかりやすい教科書になっていることもあって、教科書は大きいし重い。

ランドセルと教科書の重さが子供の身体に与える影響。教科書のページ数の推移

加えて、時々パソコンもランドセルに入れるのですが、学校から支給されたパソコンは何年前のパソコンなんだ、というほど厚くて思いし、スペックも低い。

スペックが低くても使えるChromeブックを採用しているのはわかりますが、あのパソコンの重さはため息しかでません。

 

うちに余っている結構昔のパソコンのほうがよっぽどスリムですが、自前のパソコンはNGです。

 

大人の世界では、様々なものがモバイル化し、スリム化しているのに、小学校では時代に逆行。

それを、子供だからという理由だけで正当化するのに矛盾があるのは当たり前です。

 

そもそもランドセルが半強制というのもどうかと思うのですが、それは他の記事にゆずります。

 

famo-seca.com

 

 

この子の反論にでてくる、「大人もやってみて」的な反論には特に共感できます。

 

私が通った小学校では、学校内ではずっと(真冬でも、屋内も)裸足、冷暖房なんかもちろんありません。

 

でも先生は靴を履いているし、職員室は冷暖房完備。

 

裸足なのも、冷暖房がないのも、子供の健康のためだという理由だったと思いますが、もしそれが正しいなら大人は教育現場、その他社会のあらゆるところで不健康なことをしているということになりますね。

 

シャープペンシル禁止は、鉛筆のほうが字が綺麗にかけるから、という根拠があるのかどうかかなり怪しい理由も、100歩譲って認めたとして、じゃあ大人も鉛筆のほうが良いのでは、となるわけです。

 

大人が子供に教育するとき、しつけるときには、自分たちはどうなんだ、と考える癖をつけるべきだと思います。

そこには、大人だから、子供だからという理由で区別すべきことがたくさんあるのも事実です。

お酒やタバコを子供に禁じているのは、成長過程における身体への影響が大人とは比較にならないからです。

 

でも、本当に大人と子供をわけるべきことなのかどうか、と思うことも上記のように多々ありますね。

 

大人だって未熟です。

 

肥満は健康的にも見た目でもよくないと考える人が多いから、ダイエット本はずーーと発売されているのです。

「宿題をしなさい」としつける大人が、やらなくてはいけないことをついつい後回しにしていることなんて当たり前のようにあるでしょう?

そういった趣旨の自己啓発本だってたくさん売ってます。

 

大人ができてないことを子供に教育するな、とは思いません。

それをきっかけに、子供と寄り添い、一緒にやってみよう、という姿勢が大切だと思います。

そうすれば、子供にとってもやっぱり不要だな、と思うことだってわかってきます。

 

冷房のない部屋で何時間も授業を集中して受けるなんて、大人でできる人がいたら見てみたいものです。

そんな大人がたくさんいたら、電力不足は一気に解決するでしょう。