日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

DAWソフトで、オーディオを取り込んだのに、データがない!

今日はマニアックな内容です。 その方面でない人にとっては、なんの話かさっぱりわからないと思いますが、生きていく上で問題は全く無いのでご安心ください(笑)

人から送られてきたオーディオデータを、自分のシーケンスソフトにD&Dで取り込んだら、オーディオトラックは自動作成されたけど、なぜかオーディオデータが表示されない、ということはありませんか? データがないので、もちろん再生してもなんにも音がなりません。

DAWソフトにおけるトラブルのダントツ一位は「音がならない」ですが、これには本当に様々な理由があって、音がならないというだけでは原因がさっぱりわかりません。 しかし、ある程度詳しい人という前提ならば、結構絞られます。 上記のような現象は、ある程度詳しい人にも起こる現象です。

さて、これの原因と考えられる一つが、オフセットです。 正式には、SMPTEオフセットです。

SMPTEオフセットとはなんなのか。その説明はここでは割愛します。 ググりましょう。 言葉の説明ではなく、どういった現象が起きるかといえば、SMPTEオフセットを1時間に設定していたら、そのオーディオデータが、シーケンスの1時間のところに配置される、ということが起こります。

ということで、オーディオD&Dでオーディオトラックは自動作成されるのにデータが表示されない場合、横縮尺(水平縮尺)をおもいっきり下げてみてください。一画面で1時間以上が表示されるくらい縮尺を下げます。 すると、1時間のところにデータが配置されています。

もちろん、再生を押して1時間後に始まる曲なんてありえないので、そのデータをぐーーーっと左に持ってくれば、再生をおしてすぐに音がなります。

このトラブルは結構あるトラブルで、Apple製のDAWソフト「Logic」を使っている人からもらったデータで起こることが多いようですね。 理由は、Logicのデフォルト設定で、SMPTEオフセットが1時間に設定されているからです。

Logicユーザーは、先方にこういったトラブルを引き起こさないように、デフォルト設定を変えておくことをおすすめいたします。

設定箇所は、ツールメニューのファイル→プロジェクト設定→同期の中のSMPTEオフセットです。

ここの値を「00」にすれば大丈夫です。 これをテンプレートとして保存しておき、毎回そこから新規作成すればトラブル回避になります。