データをちゃんと整理しながら使っていっても、ヘビーユーザーは遅かれ早かれ容量が足りなくなります。 そういうときは、内蔵ディスクをより大容量ストレージのものに換装しますよね。
容量って大きければ大きいほどよい、と思っている人が結構います。 しかし、経験上そうとも言えません。
なぜか。 それは、ディスクが壊れるときは、専門業者に頼まない限りは、アクセス自体ができなくなるから、という理由です。
その前に、私がどうやってバックアップをとっているのかを説明します。
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私のmacにはドライブが2つあって ・OS、アプリケーション、システムなど ・各種データ(音楽制作関連データ、iTunes、写真、その他) というふう分け方をしています。
これに習って、バックアップは2系統でとります。
OSのあるドライブのバックアップは、OS純正のバックアップソフト、Timemachineを使って外付けにとります。 OSが入っているディスクは容量が480GBで、バックアップ先の外付けHDDは3TBあるので、かなり以前まで遡れます。
各種データの置いてあるドライブ(480GB)は、別のHDD(3TB)に手作業(ドラッグ&ドロップ)でとります。
この方法だと、例えばmac自体が起動しない、なんていうトラブルがあったときでも、起動だけはTimemachineを使って行い、開くファイルはそもそも別ドライブにあるので、そこのデータを使って作業、ということができます。
逆に、コンピュータは問題なく動いているが、データがなくなったとか不良でひらけない、なんてときは、データのバックアップディスクからもってこれば良いわけです。
起動に問題があるだけで、データまで以前に戻したり、データがおかしいからといってOSまで過去にさかのぼったり、ということをしなくてよいわけです。
さて、なにかトラブルがあったときは、正常に動くときのできるだけ現在にちかい状態に戻したい、というのが普通ですよね。 そんなときに、バックアップ元のディスクがテラ超えの大容量だったら、そのディスクが不良を起こしたときの処理がえらく大変になります。 一方、そこまで大きくなければ、ちょこちょことバックアップをとるので、戻してくるのも楽なわけです。
つまり、容量が足りなくなって増やす場合は、一つのドライブの容量が大きいものを買うのではなくて、ドライブ自体を増やす、という方法のほうがリスクが少ないわけですね。
コンピュータの使用方法にもよりますが、私の肌感覚としては、OSのあるドライブは、大きくても1TBくらいまで、データのドライブは、1枚あたり3TBくらいまでにしておき、それを超えそうだったらドライブ自体を増設する方法が良いかと思います。