今週のお題「給食」
小学生時代の給食にはこんな思い出があるな、的な思い出はあるにはあるが、このブログのテイストには若干そぐわないので、別の、やっぱり、というかまた、少し真面目に投稿しておく。
無理やり食べさせたら、何か問題が解決するのか
好き嫌いが多い子が一際苦労するのが、学校の給食だろう。
自分の小学生時代からは、もうかなりの年月が経っているし、自分の子供はまだ未就学なので、現在の給食事情には決して明るくないが、少なくとも自分が小学生の頃は、給食は好き嫌いがあっても、無理やり残さず食べさせられるものだった。
昼休み前が給食で、早く食べ終わった者から遊びに行けるので、自分も全力のスピードで食べていた記憶がある。
(ちなみに、自分は全ての食べ物が「好き」か「大好き」、つまり好き嫌いはない)
そういった者がいる一方、好き嫌いが多く、それが理由でなかなか食べ終わらず、先生に叱られながら食べていた者もいた。
いわゆる、給食居残りだ。
小学生の頃に、上記のように叱られながら食べたおかげで、好き嫌いを克服した者はいるのだろうか。
寧ろ、嫌な思い出として後々まで引きずり、より嫌いになったという者もいるのではないか、と想像するのは自分だけだろうか。
好き嫌いはあって当然?
そもそも、好き嫌いは、いつどうやってできるのかをよく知らないが、自分の子供を見ている限りでは、親の教育(食育?)云々以前に好き嫌いはあるとしか思えない。
人は、指紋だけでなく顔も体型も性格もみんな違う。だとすれば、食べ物の好みにも幅があると思うほうが、より自然ではないだろうか。
しかしながら、食べ物を残さず食べることは確かに大切なことだと考える。
料理をした経験がある人ならわかると思うが、作った料理を残さず食べてもらえたら嬉しい。
故に、残さず食べることは、作ったひとに対する感謝の気持ちを伝える最も大切且つ簡単な手段の一つだ。
好き嫌いがあるけど残さない
ではどうすればよいか。
好き嫌いを否定せず、しかし残さないとなると、方法は一つしか無い。
嫌いなものは最初から取らなければ良い。
確か学校給食は、当番が各々の皿にその日の給食を注ぐ、という方式だったと思うが、その時点で食べられないものは断れば良い。
これは、実は大人にも言えることだが、例えばカップルで飲食店に行って料理を注文し、ある程度食べた段階で片方が「もう食べられない」といって残したり、相方にあげたりするのをたまにみかける。
注文前に、注文したメニューの詳細や量はわからないこともあるので、運ばれてきたら思っていたものと違った、ということはあるだろうし、避けられないかもしれない。
しかし、運ばれてきて食べ始める前に、好き嫌いで食べられないものや、量的に多すぎてたべられない、ということを判断することはできるだろう。
食べ始める前に相方に分ける方が、食べた後に分けるよりもずっとスマートだ。
嫌いなものを無理やり食べさせることよりも、自分が食べられるものを食べる前に判断できる能力のほうが大事だと思う。
小学生の場合は、幅が6年もあるので、一概にも言えないのも事実だが。