日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

家族がいるかどうかで、転勤かどうかや、シフトが決まるのは正しいのか?

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学生時代に、お金がとにかくなかったので、かけもちでいくつもバイトをしていた。
アルバイトは、その期間が社会人になってからの仕事と比較して、短いスパンで変わるので、働き方や考え方が固定概念化することがあまりない、という良い点がある。
経営としてうまいくいっているバイト先ひとつだけに働き過ぎると、そのやり方が成功するやりかただ、と感じてしまうが、実際にはそんなことはなく、経営としてうまくいっている会社組織にもさまざまなバリエーションが存在する。
 
そもそも、経営としてうまいくいっている会社組織の中身がちっとも健全でない、という例も珍しくはない(ブラック企業などはこれにあたる)。
 
要するに、学生のころ時間があれば、ぜひ多種多様のアルバイトをすることをおすすめする。
お金以外に得るものがたくさんあり、それらが将来何かの役に立つことは保証する。
 
前置きが長くなったが、当時アルバイトをしていた頃から感じており、今もなおおかしいとおもうことがあるので投稿しておきたい。

バイト先のシフト調整要因や、転勤者選考理由

学生時代は実家から離れて一人暮らしだった。
そんな状況でアルバイトをしていると、年末年始のシフト調整時に「実家に帰省するのか」を聞かれる。
帰省した年もしてない年もあったが、そもそもなぜこんな質問をするかおわかりだろうか。
そう、それによってシフトを調整するのだ。
 
しかし、当然ながらアルバイトの中には、実家暮らし、つまり帰省の必要がない人もいる。
自分が帰省するかどうかの答えをもってシフト調整するということはつまり、帰省の必要性のない人は自動的に出勤になる、ということになる。
 
しかし、これは果たして正しいことなのか。
 
なぜ突然この時のことを思い出したかというと、先日知り合いが転勤になったからだ。
知り合い以外にも転勤候補者はいたらしいのだが、その知り合いに決まった理由が「独身だから」というのだ。

用事の比重を判断するのは誰か

帰省するという用事は、帰省する必要はないが他にある用事よりも必ず比重が重いのか。
家族がいる人の転勤リスクは、常に家族がいない人の転勤リスクよりも重いのか。
 
これも学生時代によくあることだったが、シフトの休み希望を出すと、その理由を尋ねられた。
この理由を聞く理由は何だろうか。
この理由を聞いて、それは休みをとるに値する用事かどうかを雇用者は判断できるのか。
自分の場合は、バンドのライブ予定が頻繁にあった。バンドのライブがどれだけ重要なものかといのは、本人にしかわからない。
バンド経験がない人には想像すらできない。
 
自分の場合は、バンドの予定でシフトの休み希望をだすことがあることは、面接時点で伝えていたので問題なかったが、入社時点で、その後に発生する予定の重要性を全て予測できるわけがない。
 
雇用者は、被雇用者の状況、家族構成を聞く権利なんて実はない。
家族ではないが、家族並みに大切にしている人がいるかもしれないし、それをいくら雇用者とはいえ、打ち明ける義務なんて被雇用者にはないだろう。
家族がいるが、仕事の方を優先しても良い、という人だっている。
 
だとすれば、被雇用者の状況から、雇用者が勝手に比重を判断して、シフトや転勤可能性の有無を決めるのは職権乱用でしかない。