震災直後の検索ワードは、実際に被災された人のニーズの需要に近いということで、それらはデータとしていつまでも残り続ける。
自分が生まれてからですら、阪神大震災、東日本大震災、他たくさんの地震がおきたので、今後も日本で地震が起きることはほぼ確実だし、地震自体を防ぐ能力や、事前に予測する能力が人間にはまだない現状では、発生後の対応をいかに早く、能率的に、かゆいこころに手が届く救援をできるかを探求していくしかない。
そんなときに、これらデータはとてもとても役に立つ。
震災という未曾有の出来事に直面した時に、人は何を必要とするのか、というのは想像できそうで出来ないし、その選択は場合によっては命に直結する。
今回もセブンイレブンの検索が多かったということだが、コンビニの需要は言われてみれば納得だ。
24時間開いていていて、一通りのものは揃う。
データで見る前からそれは明らかだったかもしれないが、データで示されたほうがリアルに一歩近づく。
震災のような緊急時に、国と現地のコンビニがスムーズに連絡がとれるようなシステムの開発等も考えられてよいだろう。
普段だけでなく、緊急時ですら、人にとって便利な場所であってほしい。
冒頭リンク記事中にあるように、SNSに関しては問題もある。
おそらく、かなりの人間がSNSを通じて情報交換をしたはずだ。
ただ、問題があったのも事実。
実際、問題は東日本大震災のときもあったはずだ。
ものごとは、良い、悪いと単純に分けることができないグレーの部分が殆どだ。
ここでは、SNSの問題は古い情報がいつまでも回り続けることと局地的な情報がクローズアップされすぎだ、とある。
これらは確かにその通りだが、今後改善することはできそうだ。
今回を教訓にして、またやってくる地震に、個人としても国家としても備えたい。
書面などと違い、データは殆ど劣化せずに保存可能だし、その為のコストも低い。
映像、写真、音声、統計などのデータ保存は、関東大震災時に残されたデータよりも確実に有用なものになるに違いない。
ここでもデータの存在は欠かせない。
これらのデータ蓄積は、今後の世代の為に自分たちがしなくてはいけない責務だ。