取り組みとしては素晴らしいし、トランスジェンダーを含む性同一性障害の方々への配慮という意味でも、とても良いことだと思います。
ところで、この記事を読んで、そういえば小学生の頃はなぜか大に行くのが恥ずかしかった、ということを思い出しました。
この記事にも出てきますが、男子トイレは小と大が分かれているので、どちらを使っているか=どちらの用を足しているのか、になります。
私は決して気が弱い方ではありませんでしたが、そんな私でも小学校で大に行くというのは、かなりのハードルでしたが、みなさんはいかがですか。
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小学生の頃は、大人になってから以上に「変な」ルールがあったと記憶しています。
その中でも特に変なものは、異性の呼び方です。
例えば佐藤という名前の男子が高橋という名前の女子を呼ぶとき、普通ならば「高橋さん」ですよね。
さらに仲が良いと呼び捨て、もっと仲が良いとあだ名や下の名前呼び捨てになります。
他にもちゃんづけなんかもありますね。
しかし、私の小学生時代は違いました。
上記の例ならば、「佐藤っていう人」と呼ぶのです。今考えると信じられませんが、これが呼び方だったんです。
先生たちはこの呼び方をよく思っていなかった(当たり前です)ので、先生の前ではかなり恥ずかしがりながら、さんづけで呼んでいましたが、それ以外の場面では、「っていう人」です。
大人になった今、当時のこの現象を冷静に分析すると、つまるところ恥ずかしさを隠しているだけだとわかります。
「っていう人」という表現はつまり、「俺はあなたのことを殆ど知らない」ということを示唆しているのです。つまり仲なんてちっとも良くない、と。
私は小学校の学区とは違う中学校に行ったので、小学生の頃からの友人が中学入学時点では1人もいませんでした。
その中で、男子が女子を呼ぶ時に、呼び捨てだったりあだ名だったりしたのを目の当たりにして、1人でどぎまぎしたのを覚えています。
最近この話を数人の友人にしたところ、自分の小学校もそうだった、という人が何名かいました。
おおまかに言えば、その人達は田舎の小学校で、私の行った小学校もどちらかと言えば田舎だったのです。
この変なルールは、つまるところ男女間の距離を表しているのだと思いますが、それと都会、田舎ということに、どのような関連や傾向があるのか、誰か調べてほしいものです。
まあ、かなり暇でないと調べないと思いますが。