日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

会議で大切なこと

今日は大切な会議がありました。

 

会議全体で重要なのは

  • 終わる時間を決めること
  • 進行役、またはその役割を担う人を作ること
  • 議題を全員でリアルタイムに共有しておくこと

だと思っています。

 

また、会議に参加する人にとって重要なのは

  • 発言する場合は、言うことや考えをまとめておくこと
  • メモができるように用意しておくこと

だと考えます。

 

この中で最重要は、終わる時間を決めることだと思っています。

というか、これが最も守られにくい。

終わる時間を守るという意識が希薄だと、終わる時間まで結局なにも決まらずに、ただ話し合っただけということになりかねません。

 

会議の多い会社はだめな会社が多いと聞いたことがありますが、冗長な会議は無駄そのもので、会議もそのありようでは有意義なものになります。

 

アルバイトが少しの間だけ休んでいても注意する割に、なんのための時間なのかよくわからない会議を延々と続ける社員はたくさん見てきました。

 

時は金なりです。

少しでも有意義な会議にしたいものです。

確証バイアス〜あなたの「当たり前」はみんなの「当たり前」じゃない

日本の経営者は「ムチャをしてすごい成果を挙げることこそ、魅力的なリーダーの条件」と勘違いしている | Books&Apps

 

よくある風景で、よく問題を指摘されていますが、いまだに改善されていない組織も多くあります。

 

そして、この記事に出てくる桶狭間の戦いの件は確証バイアスの典型ですね。

 

確証バイアスのから逃れるためには、確証バイアスにかかりやすいということを自覚することが第一歩です(私も含めて)。

 

SNSは、その特性上確証バイアスをより助長するので、不向き。

とにかくたくさんの情報インプット経路をもつことでしょうね。

ネット記事、ブログ、新聞、書籍、テレビ、メディア全般、それから人。

 

最終的には、これらの情報を全部取り込んでみて、自分のなかで咀嚼し、考えるというプロセスを踏めば、確証バイアスには陥りにくくなるかと。

 

 

確証バイアスって本当に厄介です。

確実な正解がないものに関しては、断言しない、決めつけないというのがトラブルが起きにくい。

 

私のいる音楽分野なんてまさにその典型。

音楽といったってクラシックからロック、演歌、レゲエ、デスメタルなど、その範囲は恐ろしく広い。

そして、各々の分野で各々の分野の人がかたまります。

 

すると、確証バイアスの出番です。

各々の分野での「常識」「当たり前」が出来上がります。

 

この状態で他分野の人と交流があったときに、ときにトラブルになったり、悪意なく人を傷つけたりします。

 

例えば、私はPOPSの方に見を置いていますが、ストリングスを録音するのにクラシック畑のバイオリン奏者を呼んで演奏してもらうときなんか、トラブルが起きやすい。

 

クラシック的に見ればありえないと思われるフレーズや奏法があるときは、ツッコミが入ります。

技術的にできない、という場合は仕方ありませんが、そうでない場合は基本、その場ではディレクターに従わなければいけません。

 

ちなみに、ディレクターに従うのは、確証バイアスでもなんでもなくて、その場の責任者がディレクターだからです。

 

バイオリン的にはこのフレーズやこの奏法はおかしい、という「当たり前」は、違う分野では当たり前じゃないことなんて多々あります。

もちろん逆もしかりです。

 

これは、普段から自分と同じ分野の人とい続けることで、違う分野の人までも含めて「当たり前」だと勘違いしてしまっている例です。

 

オシャレもそうですね。

確実な正解がない限り、自分のオシャレセンスを過信して人の服装を笑わないこと。

あなたのオシャレの当たり前は、別の分野では全然当たり前じゃないことなんて多々あります。

 

私の友人が、同僚に「その服センスない」とディスられました。

その服は、その業界では結構有名な人にトータルコーディネートされたものだ、と伝えたら、沈黙した、という本当にあった話もあります。

 

気をつけましょうね

スシローに行って驚いた話

画像認識で皿をカウント、スマホで事前注文・決済――客も驚く「スシロー」新型店舗の全容(1/2 ページ) - ITmedia NEWS

 

福岡の店舗に導入されたのがいつかはわかりませんが、この記事は知りませんでした。

2019年なので、3年前ですね。

 

回転寿司チェーンは、子供たちが好きなのでくら寿司に行くことが多いのですが、昨夜はスシローに。

 

注文用のタブレットを使って子どもたちが勝手に注文しているのを見ると、いろんなことができるようになったな、と感慨深くなる一方、勝手に高価な寿司を頼むのでヒヤヒヤします

 

タブレット注文以外にも、回っている皿をみて好きなものを取って食べる。

 

さて会計です。

くら寿司では、テーブルに皿を入れるところがあって、その皿の枚数がカウントされるようになってるので、店員が皿の枚数をカウントする必要はありません

寿司皿以外でくる汁物やサイドメニューの数だけ手作業でカウントして、伝票を受け取り、レジへいって会計をする、という流れ。

 

スシローには、テーブルに皿をいれるところはありません。

だから、会計ボタンを押したら店員がやってきて皿の枚数をカウントする・・・と思っていました。

 

ところが、すでにタブレットに金額と内訳が表示されていて、確認ボタンを押すだけ担っています。

 

あー、タブレットで注文したんだから集計は簡単よね。

・・・いや、待てよ、回転している皿を取った枚数はどうなる?

と思い、確認画面に表示されている皿の枚数と、実際の皿の枚数を数えると、合っています。

 

ちょっと不思議だな、と思いつつ、待っている人もいるのでさっさとレジで会計を済ませて帰宅。

 

帰宅後に調べてたどり着いたのが冒頭の記事。

なんと、回っている皿もカメラで監視していて、AIで判断、会計に反映させているのです。

photo

なんと、そこにAIを使っているとは!

 

さて、スシローに行った流れを思い返してみます。

 

  • 予約は自宅でスマホアプリから。
  • 時間になったら出発、店舗に到着後、専用の端末でチェックイン、テーブル番号のレシートを受け取ってテーブルへ。
  • 注文はタブレット、もしくは回転している皿を取る。
  • 会計ボタンを押したら、上記したようにディスプレイに内訳と金額が出るので、確認ボタンを押す。
  • チェックイン時にもらったレシートがそのまま伝票になるので、レジへ。
  • レジはもとより無人、レシートのQRコードをレジの端末へかざし、楽天ペイで支払い完了。

 

お気づきですか。

これ、一度も店員とやりとりがありません。

 

店側からすると、すくなくとも客とやりとりをするための人件費は不要ということです。

 

人件費は、経費の多くを、というかほとんどを占めます。

コストカットしたいなら、まずは人件費に手をつけるしかありませんが、ブラック企業化してはだめ。

 

そこをテクノロジーでカバーしているのですが、飲食店であれだけ混雑しているのに、通常の飲食だったら一度も店員を必要としない、というのはすごい。

 

ちなみに、帰宅中にコンビニで買い物をしましたが、そこにもセルフレジがあり、店員とのやり取りはありませんでした。

 

人の働き方って、こうやってジワっと変わって行くんでしょう。

なりたい自分と、尊敬する人のタイプがだいぶ違う私の意見

www.youtube.com

 

同意します。

 

私は、この動画に参加している「いい子症候群」の方たちよりも少しだけ(?)世代が上ですが、出世とかほとんど興味ありません。

努力、根性、忍耐、やる気とかもちょっと苦手です。

 

私の考えでは、出世欲がないのには2つの要素があると思います。

一つは生まれつき。つまりもともとからそういうタイプだということ。

多分私はこれにあたります。

 

もう一つは、あえて避けているということ。

 

 

これらのグラフを見ての通り、仕事の悩みを約66%の人が抱え、その悩みの30%が人間関係となっています。

 

人間関係の具体的内容は載っていませんが、上司との関係が多くを占めるのではないでしょうか。

 

ネガティブなことのほうが伝達しやすいというのもあると思いますが、日頃から良い印象を抱いていないし、憧れることもできない上司と仕事をしている人が、出世したいと思う気持ちが薄れるのは自然です(もちろん、自分が変えてやる、という人もいますけどね)。

 

それに加え、上司の人間性といった抽象的なことではなく、給料という意味でも日本は経済的にほとんど成長していない=給料は上がらないので、出世したところでどうすんのよ、と懐疑的になるのは当たり前なんですよね。

 

上の世代の人が努力、忍耐、根性、やる気を重視するのは、そういったものを重視した教育だったし、実際にそういったものを重視した人がたくさんいて、それを見て憧れた、まとめていえば、そういう空気だったということでしょう。

だから、現代とは事情が異なります。

 

ただ一方。

 

私には恩師と呼べる人がいるのですが、その人はまさに努力、忍耐、根性、やる気の塊のような人です。

実際にその方は社会的にも経済的にも成功していると言って良い。

その人に対する尊敬の念は、恩師と呼んでいるくらいですからしっかりとあるわけです。

 

尊敬はしているけど、自分がそうなりたいとは思わないし、実際になれないと思う。

私の世代はおそらくそういう微妙な世代です。

 

この動画に出てきている方たちは、私にとっての恩師のような人がいないのかもしれないし、いたとしても努力、根性型ではない人なのかもしれない。

 

私は、本当の多様性ってこういうことだと思っています。

出世を強要されるような空気はまっぴらですが、かといって飲みニケーションをしている人たちを「時代遅れだ」と非難、冷笑するのも違う。

 

それぞれで良いじゃないか、ということですね。

子育てをする親とやりたい仕事をしている人

育児の感想を親に聞いたら、

「大変だー!」

「言うこと聞かないー!」

「お金かかるー!」

みたいなマイナスのことが多いと思いませんか?

 

私も子を持つ親ですが、これらマイナスイメージは誇張でもなんでもない。

子供は小さいヤ○ザだ、という表現もあるらしいですが、言い得て妙だと思うくらいです。

 

片方の親(多くは男性でしょうけど)が全く育児参加してくれないと、その大変さで心身ともにボロボロになり、育児ノイローゼにかかっちゃう人もいるそうですが、わかる気がします。

 

でも、これらの感想だけ聞くと、子供を作ったことを後悔していることになりそうですが、(ごくたまにそういう親もいるものの)そうはならないんですよね。

私も例外に漏れません。

 

これは、本当は後悔していても、倫理的にそんなこと言えるわけない、ということなんでしょうか。

大抵の親は、後悔しながら育児しているんでしょうかね?

 

多分違います。

ここばっかりは、本当に理屈じゃない。

愛だ!なんて言ったらむず痒いですが、あえて言えばそのくらいありふれた表現を使うしかないかもしれません。

 

もちろん、たくさん苦労するからこそ醸成される愛、みたいなものでもないと思います。

苦労せずに育児をしたって(そんな状況は私には想像できませんが・・・)、ちゃんと子供を愛せるのだと思います。

(だから、育児は苦労すればするほどよい、みたいなわけのわからないアドバイスはやめましょう)

 

これって、やりたい仕事を貫いている人と似ていると思うんです。

 

長者番付にあがるような大金持ち。

一生遊んで暮らしても、孫の孫くらいまでなくならないくらいの資産を保有している大富豪はたしかに存在します。

 

そんな人たちに、庶民がおそらく一度は抱いたことがある疑問。

 

なんでまだ働くの?

 

お金はもう十分あるわけだから、お金の必要性で働いているわけではない。

じゃあまるで遊園地で遊ぶように楽しい?

 

いやいや、多くの起業家は、仕事がラクだとは言いません。

仕事での苦労は何時間、いや何日に渡っても話せるくらい大変なこと。

じゃあなんで働くのか。

 

これにも理屈がないんですよね。

使命というか、やりがいというか。

なにかしらふわっとしている概念。

楽しいから、といった簡単な言葉では言い尽くせないものです。

 

子育てはめちゃくちゃ大変だけど、子供がいることは幸せだ。

働くのはめちゃくちゃ大変だけど、働くことは好きだ。

 

私は理論が好きですが、本当に大切なものには理屈がない。

そう思います。

働くことのあれこれ〜いきなりステーキ社長の言葉から

いきなりステーキ社長、従業員に喝 「作業するだけで給料をもらえると思うのは大間違い」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

 

みんな、いきなりステーキの社長好きですね。

なにかと話題に上がります。

 

コメントも様々ですが、私は普通のことを言っているに過ぎないと思いますよ。

従業員のせいにしてはいけない、という意見もあるようですが、そんなこと言ってたら何一つ従業員を注意できないじゃないですか。

 

その店に自らの意思で応募してきて働き始めたスタッフは、基本その店の方針に従うべきです。

もちろん、その店のことを思って改善点やおかしなところを指摘するのはありです。

 

でも、ネガティヴな従業員をゆるさないという方針は、社長の方針だから致し方ない。

こんなことに一般論を持ち込んでもしかたないわけです。

 

ところで・・・

 

作業だけで給料が出るわけではない、ということを逆から捉えれば、作業をしていなくても給料をもらえる可能性はあるということです。

 

作業をしていないというのは言いすぎですが、要するに目に見える作業や作業時間だけで給料を与えるのではなく、新しいオペレーションを作って効率化に成功し、ラスト作業が短縮できた、となったら、そのオペレーションを作った人には一定の報酬が与えられるべきです。

 

また、その効率化によって短縮した分、時給故に給料が減った、ということも避けるべき。

もしこれで給料が減ったら、効率化しないほうが給料が高い、という不健全なことが起こります。

 

日本独特の苦労礼賛からくるのか、世界的に見られる現象なのかわかりませんが、効率化して苦労の量が減ったら、ちゃんと仕事していないと思われる風潮ってありますよね。

 

これ、実体験ですが、、、

 

アルバイトしていた会社で、とても使いにくいエクセルファイルがありました。

その入力にアルバイト全員が結構な時間を費やしていたんですが、ある程度エクセルの知識がある自分が見やすく使いやすく整えたら、入力の時間を1/3くらいに削減できたんです。

 

で、何が起こったのかというと、その時間を別の作業に充てることになって、結局給料は同じ。

 

どうせ同じ給料なら、それまでのエクセル入力のほうが慣れていてラクだった、という意見が出るのは当然です。

 

こうやって、効率化することが馬鹿らしくなっちゃうんですよね。

 

評価されるわけでもなく、対価をもらえるわけでもなく、愛社精神を持って仕事に励んでほしい、なんてことをアルバイトに求めるのってナンセンス極まりない。

 

そもそも、アルバイトにしている時点で人件費をおさえるための雇用形態であって

そこに愛社精神を強要するのはどうかと。

 

もし会社を愛してほしいなら、愛されるほどの会社を運営サイドが作るのが先で、教養でしか愛されない会社なんて先が見えています。

「選択的」が問題になるかも〜選択的週休3日制

パナソニック、選択的週休3日制の導入を目指すと表明。給与はどうなる? 注目集まる | ハフポスト

 

大企業がこういった取り組みをするのは良いことだと思います。

記事で紹介されているように、賃金がどうなるのかは気にかかるところですが、ぜひ賃金を下げずに週休3日を実現してほしいと思います。

 

懸念される点は、選択的というところ。

私は、選択肢が増えることは良いことだと思います。

だから、選択的であることは歓迎されるべきなのですが、、、

 

 

大企業はともかく、中小企業で有給をちゃんと取らせてくれる企業ってどのくらいなんでしょうか。

 

有給休暇の取得率56.6%で過去最高に 厚労省調査|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト

 

厚生労働省によると、有給取得率は56.6%で、過去最高だそうですが、それでも半分近くの人は有給をとっていないということです。

 

それから、実体験で言えば、有給を取るといっても、退職するまえに一気に有給消化、という本来の有給の目的とは全然違う消化の仕方をしてきました。

 

なぜか。

それは、有給を取る、つまり休みたいという意思を表明できる空気なんて全然なかったからです。

これは、私が働いたことがあるいくつかの会社はすべてそうでした。

 

本題に戻ります。

今回の週休3日導入は、選択的です。

本当にそれを選択できる空気はあるのでしょうか?

 

パナソニックほどの大企業ならば、ちゃんとしているかもしれない。

でも、それにならって他の企業や中小企業も選択的週休3日を導入したとして、本当にそれを選択できる空気はあるのでしょうか?

制度だけ取り込んでも、それがちゃんと運用されるためには、企業側のマインドを変革する必要があります。

休む=悪、といったマインドから脱却することです。

 

むしろ「休みを取らなかったのはその人の選択だ」となり、選択的なゆえに自己責任になってしまう。

今よりひどい。

 

私は、会社によっては週休3日を強制にするくらいの強引なやりかたにしないと、まともに運用できない企業もあると思いますよ。もちろん賃金が下がらない前提ですが。

 

週休3日をすんなり受け入れられる会社なら、有給だって普通に取れるはずです。

今現在、有給すらちゃんと取らせてもらえない会社は、制度だけ導入してもなにもかわらないでしょうねぇ