パナソニック、選択的週休3日制の導入を目指すと表明。給与はどうなる? 注目集まる | ハフポスト
大企業がこういった取り組みをするのは良いことだと思います。
記事で紹介されているように、賃金がどうなるのかは気にかかるところですが、ぜひ賃金を下げずに週休3日を実現してほしいと思います。
懸念される点は、選択的というところ。
私は、選択肢が増えることは良いことだと思います。
だから、選択的であることは歓迎されるべきなのですが、、、
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大企業はともかく、中小企業で有給をちゃんと取らせてくれる企業ってどのくらいなんでしょうか。
有給休暇の取得率56.6%で過去最高に 厚労省調査|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト
厚生労働省によると、有給取得率は56.6%で、過去最高だそうですが、それでも半分近くの人は有給をとっていないということです。
それから、実体験で言えば、有給を取るといっても、退職するまえに一気に有給消化、という本来の有給の目的とは全然違う消化の仕方をしてきました。
なぜか。
それは、有給を取る、つまり休みたいという意思を表明できる空気なんて全然なかったからです。
これは、私が働いたことがあるいくつかの会社はすべてそうでした。
本題に戻ります。
今回の週休3日導入は、選択的です。
本当にそれを選択できる空気はあるのでしょうか?
パナソニックほどの大企業ならば、ちゃんとしているかもしれない。
でも、それにならって他の企業や中小企業も選択的週休3日を導入したとして、本当にそれを選択できる空気はあるのでしょうか?
制度だけ取り込んでも、それがちゃんと運用されるためには、企業側のマインドを変革する必要があります。
休む=悪、といったマインドから脱却することです。
むしろ「休みを取らなかったのはその人の選択だ」となり、選択的なゆえに自己責任になってしまう。
今よりひどい。
私は、会社によっては週休3日を強制にするくらいの強引なやりかたにしないと、まともに運用できない企業もあると思いますよ。もちろん賃金が下がらない前提ですが。
週休3日をすんなり受け入れられる会社なら、有給だって普通に取れるはずです。
今現在、有給すらちゃんと取らせてもらえない会社は、制度だけ導入してもなにもかわらないでしょうねぇ