今日の記事は、完全にエレキギター奏法の話です。
アコギは、ストローク時に肘を中心とした扇形のストロークも当たり前の用に使います。
対して、エレキギターは、右手の振り幅が狭いことが多い。
それは、おおきく振りすぎると、演奏が雑になるからです。
手首より上はほとんど動かさないのが基本。
動かさないためには、どこかしらに支点をつくるのが良い。
ここまではだいたいどんなギタリストも共通していますが、支点をどこにするかで大きく2つにわかれます。
A:手首
B:小指(場合によっては薬指とあわせて2本)をピックガードに置く
です。
著名なギタリストを見てみましょう。
まずはAタイプ。
みんな大好き(でしょ?)パット・メセニー。
右手を見るを、手首を低音弦あたりに置いています。
こっちもみんな大好き(でしょーが)、ラリー・カールトン。
この二人はジャズ系ですが、ジャズ系ばかりとも限りません。
Mr.BIGでお馴染み、ポール・ギルバートです。
こちらも、手首をボディーあたりに置いていますね。
続いてBタイプ
このギターソロは、私の好きなギターソロBEST5に入ります。
ギタリストはレオナルド・アムウェド。
日本ではあんまり知られていませんが、最高です。
アップになるところがありますが、かなりしっかりと小指をボディーに付けていますね。
私の中で、エレキギターのNo.1、スティービー・レイ・ヴォーン。
レオナルドほどではありませんが、指を軽くピックガードにつけています。
おそらく、この「ちょっとつけている」というタイプが一番多いと思います。
両タイプに共通しているのは、少なくとも手首は固定しているという点です。
だからA,Bタイプの違いは、指を置くかどうか、と言ってもよいかもしれません。
で、どっちが良いか、なんてありません。
あたりまえですが、ここであげたギタリストはどれも、甲乙つけがたいほど素晴らしいギタリストばかりで、そんな人達でもこれだけ奏法が違うのだから、決まりはない、ということです。
ただ、手の大きさなんかが違うから、好きなギタリストをそのまま真似ればよいというものでもありません。
また、練習に際しては、決めてしまったら、同じ奏法で繰り返しやることが望ましいと思います。
この部分に関しては筋トレと同じなので、全く同じ弾き方で練習を繰り返すほうが上達は早い。
ちなみに、私はBタイプ、レオナルドほどベタッと置くのではなく、少し置く程度です。
また、アコギのストロークのときは、ピックを持っている指以外はすべて折り込んでいます。
だから、アコギを弾く時とエレキを弾くときは、右手の見た目が全然違います。
アコギのときも、単音弾きのときはエレキスタイルになります。
しかしマニアックな話ですね・・・すいません。