健康って誰にとっても大切なものですが、健康志向となると、ちょっと胡散臭く感じるのは自分だけですかね?
(ひねくれてるのかな・・)
人は老いていくものです。
その年相応(標準)の健康を保っていればよいのだと私は思うのです。
20歳の健康体と60歳の健康体は、違ってよいのでは、と。
でも健康志向って、それを飛び越えて健康を目指しているイメージがあるんですよね。
だから、私は健康食品等は基本摂取しません。
普段の食事に気を使っているくらいで老いていき、それがその年齢の標準ならば、それで十分と思っています
天の邪鬼的な性格もあり、健康につながるようなネーミングの商品には、逆に手が出しにくい。
しかし、手が出しにくいからといって身体に悪いものを摂取するのも嫌なわけです。
うまく伝えられないと思いますが、こういう人、結構いるんじゃないですか?
例えば、コーラ。
コーラが身体に良いと思っている人はいないでしょう?
糖質過多です。
で、登場するのがダイエットコーラです。
糖質ゼロ。
これですよ。
ダイエットコーラ、というネーミングだと、なんか健康に気遣ってます感バリバリな気がして嫌なんですよね。
でも、普通のコーラを飲んで不健康にはなりたくない、と。
で、私は普通のコーラの方の名前を変えてほしいと思っちゃうんです。
普通のコーラを、肥るコーラ・・・とネーミングするのはあんまりなので、シュガーコーラにする、など。
で、今のダイエットコーラを、普通にコーラとネーミングする。
こうすると、普通(=標準)が糖質ゼロとなって、健康志向っぽくならないんですよね。
この標準のコントロールって、健康云々だけではなく、いたるところで戦略的に使わています。
一昔前、マクドナルドが「ハンバーガー平日半額!」ってキャンペーンやってました。
でも、同じ意味でも「ハンバーガー休日倍額」とは書かない。
物件探しで不動産屋さんと一緒にいくつかの物件を回る時に、最初に狭くて汚くて駅から遠い物件を3件見せたら、条件指定した家賃ではこのくらいの物件が標準なんだと思わせれます。
その次に、(本当の)平均的な家を見せると、たとえそれは本当の平均でも、相対的に得な物件に見え、契約してもらえる可能性が高い。
コストコは、入り口に近いところに高価な商品を並べて、奥に行けば行くほど安い商品が並びます。これも、最初に客の標準値をあげて奥の商品の割安感をアピールするためでしょうね。
こういうのって、戦略なのでだましているわけではありません。
ただ、消費者のほうはちょっと賢くなったら、損しないかもしれませんね。