今日は、某所でライブに出演します。
この状況ですが、出演することにしました。
一方、5月下旬に予定していた、家族旅行では初の海外旅行は断念しました。
残念ですが、誰が悪いわけではありません。
今の感染状況を見る限り、日本は比較的落ち着いています。
現時点での1万人あたりの感染者数は、世界最低クラスです。
ただ、この状況に甘えているのは危険だとも思います。
1億人以上が暮らすこの国で、各々には様々な事情がありますので、個人ができる対策をしっかりやっていくことが大切だと思います。
手洗いの徹底とかは、すぐにでもできますね。
一方、なんでもかんでも自粛というわけにもいきません。
それは、経済を直撃します。
自殺の原因も様々ですが、その多くに経済が絡んでいるのは自明です。
時々、お金と命とどっちが大事、みたいなことを言う人がいますが、先進国で暮らす私たちにとってお金と命はほぼ直結しています。
お金がなくなると、命を脅かすことは間違いない。
だから、感染をおそれ過剰な自粛モードに入ると、感染は抑えられても経済的打撃で命を落とす人も出てきます。
感染で死ぬのと、貧困で死ぬのと、どっちが良いかというのは愚かな選択です。
どんな死因の方がよい、なんてありません。
だから、感染を防ぎつつ経済をギリギリのところで維持させる絶妙なバランス感覚が必要になります。
感染症の専門医は経済的なことはわからない。
経済の専門家は感染症の危険性はわからない。
それらをまとめあげることができるのは、政府だけです。
さらに、実際には集団社会での行動心理学等も関わってきます。
こういう理屈があるので、こうしてください、と政府から要請なり命令なりが国民に対して出ても、それにまったく従わない人から、過剰に反応する人までいます。
法律でしばったならしばったなりの人々の行動パターンも単純ではありません。
肉眼では見えない生き物と人類の戦いです。
目に頼りまくって生きている人類にとって、見えないというのはかなりのハンデです。
さらに、ウィルスは言葉のとおり、命をかけて感染を続けます。
人類は、命をかけてウィルスと戦えません。倫理がそれを絶対に許さない。
色々と分が悪い。
それを逆転させるのは、やっぱり知恵しかありません。
つまり、考えることです。
私たちは、この国を信じ、粛々と生活する。
過剰に恐れず、でもナメてかからない。
個人にもそういったバランスの思考が要求されていると思います。