日本赤十字社が公開した「ウイルスの次にやってくるもの・・・」という動画にハッとさせられる。「全ての日本人に観てもらいたい」
コロナ禍に犯人はいませんが、パニックは人と社会が起こします。
その結果恐怖も生まれます。
動画の中では、たまにはスマホやパソコンから離れて、不確かな情報を鵜呑みにしないように気をつける、といったことを言っています。
まさしくそのとーり、、、とも思いますが、私はちょっとアプローチが違います。
それは、情報を自分から取りにいくことによって、正しく怖がる、という方法です。
未知の情勢が続いていますが、人は昔から未知のものを怖がります。
幽霊や宇宙人を恐れるのは、それが解明されていないからです。
暗闇を恐れるのは、その空間を把握しにくいからです。
未来のことを確実に予測はできないから、いつの世にも終末論があります。
彗星やオーロラのように、大昔は未知故に怖がられていたことが、現代ではむしろ楽しむものになった、という例もあります。
(彗星は疫病などの厄災の前触れ、オーロラは神の怒りであると恐れられ、災害や戦争、政治の大変革などの不吉な出来事の前兆であると考えられていました)
ただ、今回のコロナは彗星やオーロラと違って、科学的に危ないわけです。
だから、怖がるべき。
その怖がり方をコントロールする武器があります。
それが情報です。
ネットの普及で、情報の取得はいつでも誰でもどこでもできるようになりました。
いまだに陰謀論とかを叫ぶ人がいますが、誰かが都合の悪い情報を隠している、とか言わなくても、世に公開されている情報だけで世界を把握することは可能です。
問題は、その情報に対して、受け身だけになっていなか、です。
たとえば、毎日のように報道される感染者数。
感染者が増えて嬉しい人なんて誰もいないので、これを報道するのは正しく怖がることに繋がります。
一方、その検査数も増えているので、確認される感染者数が増えるのは当たり前。
だったら、(感染者数/検査人数)も調べてみる。
それから、感染者に占める重傷者数、死者数を調べる。
コロナが治って退院した人数を調べる。
そういった人数を世界各国と比較してみる。
これらのデータは、調べようと思ったらすぐに調べられます。
ただ、報道はどうしても怖がらせる方の報道に偏ります。
情報に対して受け身ばかりでいると、まるで世の中が破滅に向かってまっしぐらのような気がしてくるのも当然です。
コロナ禍を軽く見ろ、ということではありません。
ヤバくなってきている、という感情を持ったまま受け身だけで情報を得てしまうと、それを後押しするような数字ばかりに目がいってしまいます。
こういった人たちが集まるとさらに恐怖感は募り、結果コロナ感染者やその家族に対する酷いいじめ(家に投石など)といった信じられない暴力が生まれるのです。
でも、自分から情報を取りに行けば、良くなってきている情報だって出てきます。
事実をちゃんと把握するためには、できるだけ偏りなく情報を得たい。
そのためには受け身ではだめです。
報道する側は、いくら努力してもかならず印象操作的な要素が入り込みます。
情報を取りに行く権利はすべての人が持っています。
フル活用しましょう。