オンライン飲み会にBGMがあったら、より雰囲気でるかも。
macでオンライン飲み会している人だったら、無料でBGMを同時に流せるようなセッティングがあります。
BGMなしのオンライン飲み会で使っているものに加えて必要になるのは
の2つ。ともに無料。リンク貼ってます。
まず、この2つが何かを軽く説明。
soundflowerは、バーチャルのインプット/アウトプットポート。
Ladiocastはバーチャルのミキサーです。
はい、わかりませんね。
実際に音がどう流れるかを説明したらわかるかもしれません。
インストール方法は、ググってください。
成功したら、macのサウンド環境設定にsoundflower2chとsoundflower64chが追加され、またアプリケーションフォルダにLadiocastが追加されています。
(アプリケーションフォルダじゃなくても良いですけど、性格上なんか気持ち悪いんですよね・・・)
BGM付きオンライン飲み会のためのセッティングは、音の源はマイク(自分の声)とBGMです。
これらを一つずつ考えていきましょう。
今回はサシのみ、使うソフトはスカイプとします。
マイク(自分の声)を相手に届ける
BGMなしのマイクセッティングは、スカイプ上でマイクを選ぶだけです。
つまり音の流れは、
マイク→スカイプ→相手
です。
この間にバーチャルのポートとミキサーを「カマす」んです。
つまり、
マイク→Ladiocastの入力1→メイン出力→soundflower64ch→スカイプ→相手
長いですね。
設定方法は、
Ladiocastの入力1をマイクのデバイス名、出力ボタンはメインを押す。
スカイプの方は、マイク設定をsoundflower64chに。
※スカイプのマイク設定というのは、つまりスカイプのインプット設定です。
これで、声はちゃんと相手に聞こえます。
ただ、BGMなしのときは、声は普通に聞こえたと思うので、これだけで終わると意味がない。経路が長くなっただけです。
BGM(とかDAWとか)を自分で聞きながら相手にも届ける
iTunesとかSpotifyとかでBGMをならして、相手にも聞いてもらいましょ。
BGMの音を「自分で」聞く場合の音の流れは
iTunes→スピーカー自分の耳
です。シンプルですねー。
ここに、soundflowerとLadiocastを「カマし」て、しかも分岐させて、自分だけでなく相手にも聞いもらうようにします。
iTunes→soundflower2ch→Ladiocastの入力2→メインとAUX1(ここで2つに分岐されます)
・・・メイン→soundflower64ch→スカイプ→相手
・・・AUX1→スピーカー→自分の耳
設定ですが、iTunesの音をsoundflower2chに送るためには、macのサウンド出力をsoundflower2chに変更します。
Ladiocastの方の設定は、
入力2をsoundflower2ch、出力先はメインとAUX1を押して、AUXの出力先は普段使っているサウンドの出力(内蔵出力とかオーディオインターフェイスとか)にします。
これで、声は相手だけに聞こえ、BGMは自分と相手に聞こえる、ということになります。
ちなみに、ヘッドホンをしてる場合に、自分のヘッドホンにも多少自分の声を返したいときは、Ladiocast入力1、出力をメインに加えてAUX1も押します。
ヘッドホンではなく、スピーカーからならしている場合は、スピーカーからなる自分の声と生の自分の声が重なって、それをさらにマイクが拾って、というハウリングを起こすので注意しましょう(き〜ん!!)。
DAWの音を相手に届けたい場合はつまり、DAWソフトの出力設定をsoundflower2chにします。入力設定はなんでも良いです。
ほとんど同じですが、とりあえず書いておきます。
DAW→soundflower2ch→Ladiocastの入力2→メインとAUX1(ここで2つに分岐されます)
・・・メイン→soundflower64ch→スカイプ→相手
・・・AUX1→スピーカー→自分の耳
ちなみに、スカイプはマイク設定でsoundflowerを選べますが、LINEやMessenger、Facetimeとかは選べません。
これらのソフト、そもそもマイクはどうやって選択されているのかというと、macの入力設定が反映されます。
だから、LINEやMessengerを使うときは、上のつなぎ方でやるとしたら、ここをsoundflower64chにします。
これで大抵のアプリではBGMありのトークが可能です。
ちなみに、zoomはコンピュータオーディオ共有機能があります。
BGMくらいならいいんですけど、DAWとかで使おうとすると、これがなかなかの遅延です。
上のやり方のほうが遅延は少ないみたいですね。
ちょっと複雑ですが、慣れたら意外と簡単です。
ハウリングだけには気をつけて、BGMありのオンライン飲み会をお楽しみください。