前回は、トラックの種類について説明しました。
今回は、そのうちの一つ、オーディオトラックの設定について見ていきます。
オーディオトラックの設定はシンプルです。
そのトラックに録音する場合、入り口(インプット)をどこにするかと出口(アウトプット)をどこにするかを決めます。
目次
オーディオトラック〜インプットの設定
インプットから見ていきましょう。
例えばボーカルのトラックの場合。
ボーカルはマイクで録ります。マイクはマイクケーブルを介してオーディオインターフェイスに、そのあとUSBケーブル(もしくはサンダーボルト)を介してパソコン内のソフトに入ってきます。
マイク→オーディオインターフェイス→パソコン
まずオーディオインターフェイスそのものを決めなければいけません。
オーディオインターフェイスのドライバをちゃんとインストールしていれば、DAWソフトのオーディオインターフェイス設定に、使いたいオーディオインターフェイス名が出てくるはずです。
DAWソフトでそのオーディオインターフェイスを設定している状態で、オーディオトラックの設定をします。
トラックで設定するのは、オーディオインターフェイスの何番入り口を使うか、です。
というのも、オーディオインターフェイスには複数の入り口が用意されていることが多いからです。
マイクケーブルを、オーディオインターフェイスにつないでいるかを確認し、録音したいトラックに設定します。
「入力1」とか「input1」という名前になっていることが多いですね。
オーディオトラック〜アウトプットの設定
そのオーディオトラックに録音された音が、どこに出ていくかを決めます。
基本的には、「マスター」に出ていくようにすれば大丈夫です。
え?オーディオインタフェイスに出すんじゃないの?
と思うかもしれません。
オーディオトラック(パソコン)→オーディオインターフェイス→スピーカーorヘッドホン
しかし、ここはマスターに設定します。
なぜなら、今録音しているオーディオトラック以外のトラックもあり、それらをソフトの中で一つのトラック(マスタートラック)にまとめて、そのマスタートラックの出口をオーディオインターフェイスにする、という方法をとるからです。
これは後に出てきますが、曲全体にエフェクターをかけたい、といった場合などに、各トラックから直接オーディオインターフェイスに出ていっていると、すべてのトラックにエフェクターとかけないといけなくなり、面倒だからです。
つまりこうなります。
オーディオトラック→マスタートラック→オーディオインターフェイス→スピーカーorヘッドホン
あとがき
まとめると
- DAWソフトでオーディオインターフェイスを使えるようにする(ドライバインストール)
- トラックのインプットをマイクケーブルを挿しているところにする
- トラックのアウトプットをマスターにする
以上です。
次回はMIDIトラックの設定です。