以前から、運転免許証はスマホで良いはずだ、と思っています。
先日、NFC関連の記事を読んでいたら、マイナンバーや運転免許証に使われているNFCはFeliCaとは別の規格のものだ、という内容が書いてありました。
ん?運転免許?
そういえば確かに今の運転免許証は、何やら埋め込んであるくらい分厚いし硬い。
で、ちょっと調べてみると、IC免許証リーダーというスマホアプリがあるじゃないですか!
運転免許証って、その名の通り運転をしてよいという許可証ですが、身分証明証という使い方をしている人も多いはずです。
そんな使い方ができるのは、身分を証明するのに十分な情報が紐付けられているからですね。
ということは、このアプリのように本籍も運転免許証にうめこまれているということです。
で、それを読み取れると。
ほうほう。
では早速アプリをDLして起動。すると、、、
へ??暗証番号??
そんなのあったかな・・・
ちょっとググってみると、平成19年1月移行にICチップ埋め込みが導入されたそうで、私の免許証交付はそれよりずっとあとなので、もちろんICチップが埋め込まれています。
でも、よく読んでみると、暗証番号の設定は義務ではない、とのこと。
というか、そんなものがあるかどうかも知らないのに、わざわざ設定するわけないし。
おそらく、私は設定していません。だからこのアプリで読み取りできません。
終了・・・org
いやはや、本当にグダグダですね。
免許更新のときに、ちゃんと説明してくれたら暗証番号設定しましたよ。
そんなものがあるかどうかも知らない。
警察は暗証番号の設定を推奨しているそうですが、警察の方々は設定しているんですか?
国会議員はどうでしょう?
この記事を読んでいる人の中で、免許証に暗証番号を設定できるっていうことを知っている人っていますか?
多分、半分に遠く及ばない認知度じゃないですかね。
コロナ騒ぎで、給付金の申請にマイナンバーカードがあると便利、ということもあり、ようやくマイナンバーカードが普及し始めているそうです。
マイナポータルでは、年金、郵便、その他の公的サービスを連携させることができ、マイナポータルサイトに公的サービスサイトへ行くハブの役割をもたせようとしています。
今後も公的サービスとの連携は増えていく、、、はずです。
これまで身分証明証といえば運転免許証か保険証。
それをマイナンバーで管理したいとなると、まず運転免許証と保険証を紐付けないといけないんじゃないんでしょうか。
そうすれば、よりマイナンバーカードを持つ利便性も高まり、普及が加速するはずです。
マイナンバーカード一つで、免許証にも保険証にもなる、コンビニで住民票も出せる、各種申請もスマホでできる。
便利でしょう?
各サービスの連携をスムーズに行っている民間(Yahooや楽天、Googleなど)に比べ、この辺の公的サービスは本当にじれったいほどイケてない。
第一、NFCの規格であるFeliCaは、日本を代表するテクノロジー企業であるソニーが開発したんですよ。
上にも書いたとおり、マイナンバーや免許証は、同じNFCでも違う規格ですけどね。
こんな優れた規格を開発できる技術力があるのに、未だにマイナンバーの普及や免許証のIT化が進んでいないのは、インフラのみに問題があるということです。
宝(技術)の持ち腐れですよ。
しっかりしてほしいものです。
ちなみに、こんなものもありますよ。
これ一つで、マイナンバー、運転免許証が読み取れますが、Android版だとパスポートまでいけちゃうそうです。
なんで流行らないのかな、、、