日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

陰謀論を信じてしまう条件は2つ

 

その昔から陰謀論はあります。

終末論とかも、その1つに数えられるのならば、ノストラダムスの大予言も同じたぐいです。

 

私が思う、陰謀論を信じてしまう人の条件は2つです。

  1. 知的優越願望が高い
  2. 学習能力がない、という自覚がない

条件なので、片方だけだと陰謀論は信じません。両方必要。

 

知的優越願望

 

難しそうな言葉ですが、こんな言葉があるかは知りません。

 

要するに、俺のほうがいろんなことをよく知っているぞ、という負けず嫌いタイプですね。

 

負けず嫌いなのは悪いことではないし、この感情がゼロという人はいないでしょう。

いろんなことを学習していくのに、この感情がモチベーションになる人もいるわけで、それはまったくもって問題ありません。

 

学習能力がない、という自覚がない

 

で、知的優越権を感じたかったら、学習して知的優越に立てるように努力するわけです。

 

しかし、学習能力もこれまた人それぞれです。

同じ学習時間でも、理解度には差が生まれます。

 

身長も体重もみんな違うのに、学習能力だけみんな同じなんて都合の良いことはありません。

生まれつき持った学習能力は人によって差があるのは自然なことです。

良し悪しではなく、そういうものなのです。

 

で、自分は学習能力がないから、いろんなことがわからないなぁ、という人、つまり学習能力がないという自覚がある人は、陰謀論を盲信しません。

それを信じて良い、という自信が持てないからです。

 

一方、学習能力がないのに自覚がない人は、自分が得た情報や知識を盲信します。

数冊の本を読んだり、ごくごく一部の人からの情報だったり、ネットでまことしやかに囁かれていることを信じます。

 

一部ではなく、幅広いソースから十分な量の情報を得れば、陰謀論は結局陰謀論でしかない、ということに気づきます。

だって、陰謀論と言っている時点で、マイノリティーなんですからね。

 

多くの人が言っていることは、だいたい正解

 

マイノリティーは間違っている、とは言い切れません。

ただ、情報はやはり多くの人が言っていることがほぼほぼ正しい。

 

私達は高度な文明の中に生きて、ものすごい量の情報をINPUTしています。

 

その中で、実際に自分が目で見て確認したものってどれくらいありますか?

所詮、多くの人が言っているから正しいようだ、と信じているだけですよね。

学校で習った。

テレビで学者が言っていた。

本で学んだ。

すべて、自分で直接得た情報ではなく、誰から得た情報の受け売りです。

 

自分の目で確認したものしか信じないのならば、アメリカに行ったことがない人はアメリカの存在を信じられないはずです。

地球が丸いことを信じられるのは、宇宙に行ったことがある人だけです。

東日本大震災の被害がなかった人は、あの震災も実はなかったんだ、となります。

 

私達は、多くの人が言っていることが正しい、という前提に立って情報をINPUTしています。

 

もちろん、SNSの普及で、デマがものすごい勢いで拡散し、多くの人が信じてしまったけれども事実と異なる、なんてこともありますが、日々受け取っている情報総量からすると、ごく一部もいいとこです。

 

最後に

 

陰謀論は娯楽レベルなら別に構いません。

 

ただ、冒頭で紹介されているような、無責任な行動を生むこともあります。

コロナの原因が5Gだと言うのならば、5Gのことを徹底的に学習して、その根拠とともに世に訴えるべきです。

 

ガリレオの時代と違い、そこにまっとうな根拠があれば、耳を傾ける人は必ずいます。

耳を傾けてもらえないのは、訴えている内容が薄いからではないでしょうか。