ビールがなぜ美味しいか知ってますか?
味覚センサーって舌にありますが、実は苦さを感じるセンサーが喉にもあるんです。
そして、ビールって苦い。
つまり、喉で味わえるアルコールとなると、ビールくらしかないんですね。
(だからビールはのどごし命です)
なぜ苦味は喉でも感じられるようになっているのか。
それは、苦味は本来毒を感知するための感覚で、もし感知し損ねたら命にも関わるから、舌と喉、2重にセンサーを構えている、と言われています。
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私たちがメディアで知る日々の情報は、ネガティブなニュースが多いと思いませんか?
ほどんどネガティブなニュース、ということもある。
事件、事故、不正、不倫。
でも、現実の世界は、そんなにネガティブなことばかりではありません。
今日も日本にはミサイルが飛んでこなかったし、政治家の暗殺事件もありませんでした。
でも、そういったことはニュースでわざわざ報道されません。
「今日も昨日までと同じ様に太陽が昇り、平和な一日となりました」
なんてニュースはあまり見たことないでしょう?
なぜメディアはネガティブなニュースを優先するのか。
それは、需要があるからです。
人はネガティブなニュースの方を優先的に知りたいと思うようにできています。
なぜか。
それは、ネガティブな情報を知らなかったら命に関わるからです。
人類がまだ狩猟生活をしていたころから培ってきた防御本能みたいなものです。
近くに大型の肉食動物がいる、という情報を知らなかったら襲われます。
でも、この先にきれいな景色の広場がある、という情報を知らなくても命は落としません。
大切なのは、メディアが伝える情報の優先度は、需要によって決まるということ、そしてその需要は防御本能という意味でどうしてもネガティブなものが多くなる、ということを知っておくことです。
需要があるのだから、ネガティブな報道ばかり流すメディアを批判しても仕方ありません。
何よりも、それらを見ているのは私たちなんですから。
(本当に誰もみなくなったら、さすがに報道の方向性を変えるでしょう?)
ネガティブなニュースが優先されること自体を批判するのではなく、報道はされないけれど、同じくらい、いやそれにもまして良いこともいっぱい起こっている、と考えることが大切です。
さもなければ・・・
実際は、明るい情報も暗い情報もあるのに、世の中全体が暗い出来事であふれている、という事実と反する捉え方をしてしまいます。
これがさらにエスカレートすると、陰謀論に発展するのです。
権力を持っている人は必ず悪いことを考えている。
こないだの地震は、実は仕組まれたものだ。
コロナウィルスは、ある組織か団体が故意にばらまいた、人口を調節するために。
ネガティブなニュースに目をつぶれ、と言っているわけではないし、それを軽視しろとも思いません。
ただ、現実にそんなに悪いことばかりが起こり続けている、というわけではないのです。
コロナ禍である今こそ、再認識したいものです。
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防御本能によって、ビールは美味しく飲めるけど、陰謀論好きも生まれてしまいました。
私たちは、他の動物よりも思考能力が大きく勝っています。
だから、本能にただ従うだけでなく、そこで考え、取捨選択し、行動にうつせます。
違いは、考えるかどうか、です。