陰謀論者には何を言っても通じない。
だから距離を置く。
これが最適解だと考えますが、距離を置けない関係もあります。
肉親です。
陰謀論を信じることそのものに違法性はないので、それが理由で家族の縁を切るのは難しい。
家族内での距離の調整には限界があります。
先日あるネットの動画を見ていたら、良い方法が紹介されていました。
昨今の陰謀論拡散ツールがほとんどSNSだということを逆手に取ったやりかたです。
想定として、あなたの親が陰謀論信者で困っているとします。
- 親のSNSアカウントにログインする
- 陰謀論の危険性や、まともなデータを紹介している動画を見まくったり、場合によっては「いいね」をする。
これだけです。
この結果どうなるかというと、SNSでよくあるおすすめの動画や投稿に、まともな動画増え、逆に陰謀論を助長するようなコンテンツが減ります。
親のアカウント情報を子供が知っていることは多いと思います。
この方法の肝は、親が自分で動画にアクセスする、つまり自発行動だといういことです。
以前紹介したピンクドルフィンさん。
この方も陰謀論から脱出したのですが、脱出できた要因の一つに自発行動があります。
出産のタイミングで、森戸やすみ著『やさしい予防接種BOOK』を自ら読んでみたというところが大きい。
それまでも、まわりの友人に本に書かれていたような内容は言われてきたのでは?と推測します。
ただ、まわりに言われて説得されそうになっても、より意固地になるだけ。
いわゆる「太陽と風」です。
少しでも陰謀論者が減るように。
理詰めの説得や罰だけでは無理です。