日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

安全と勝利は天秤にかけるものではありません

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昔に比べて明らかに気温が高いです。

私が学生の頃は、30度を超えたら暑い、って言ってた記憶があります。

今はそんなの当たり前ですね。

 

さて、部活動において、生徒の希望を聞いて練習させる、ということがどういうことなのか。

 

私の意見を言います。

これは、自己責任の履き違えが起きる可能性が高い、ということです。

 

生徒が希望してやったんだから、万が一なにか起こっても、本人の責任。

まだ未成年で社会的責任に制約がある子たちに、こんな責任を負わせられますか?

しかも、最悪の場合命のリスクですよ?

 

社会人だったらわかります。

合法の範囲では、制約がない中で選んだ判断に自己責任が生じるのは当たり前です。

 

でも、未成年は、法律で自由を制限されています。

酒もタバコも制限されています。

本人たちがいくら希望しても、だめなものはだめです。

 

そして、自由を奪っている分だけ大きな責任を負わせることができないんです。

 

もしかして、最悪のことが起こったときに、生徒が希望したから、という言い訳が通用するとでも思っているのでしょうか?

 

私たち大人は、子供の希望を聞き入れることが使命ではありません。

子供にとっての最適解を示し、ある程度の権限を持って行使することが大切です。

 

どこまでの権限を行使するのか。

それはすごく難しい問題ですが、熱中症の危険がある中で練習をすることをやめさせるのなんて当たり前です。

 

 

そもそも、危険なのは分かっているけど、勝利のためには、といった安全と勝利を天秤にかけるような行為自体がナンセンスです。

 

命の危険がある。

だからダメ。

これだけです。

 

ボクシングでは、いくらファイターがやりたいと言っても、セコンドがタオルを投げたら終了です。

戦っている本人じゃないからこそ冷静な判断ができるのです。

加えて、その判断を間違えると命の危険があるスポーツだからです。

 

戦っているのが未成年なら、なおのことそうではありませんか?