ギターの練習について書きます。
自分自身の経験も踏まえて書きますので、誰かの役にたてば。
目次
はじめに
ギターの練習は、その目的によって2つに分けられます。
一つは、良いフレーズやコードを作る練習。
もう一つは、運指・リズム練習です。
一つずつ見ていきましょう。
良いフレーズやコードを作る練習
良いフレーズやコードを作るという鍛錬は、クリエイティブな作業です。
作曲や作詞と近い。
クリエイティブを磨くためには、やっぱり音楽を広く深く聞くのがもっとも良いですね。
※後述しますが、この目的はコピーではありません。
また、音楽は自由ではないので、最低限の決まりごと=音楽理論を学ぶ必要もあります。
スケール、コード、テンションなどですね。
運指・リズム練習
運指練習は、言うなれば手の筋トレです。
ギターを弾く際の手指の動きは、日常生活で使う動きと異なるので、鍛えないと思ったとおりに動きません。
また、リズムに合わせるという行為も、日常の行動にはないものなので、音楽ではリズムを合わせるのだ、というベース(癖)を作る必要があります。
運指練習の代表的なものは、スケールトレーニングやピッキング練習。
リズムトレーニングにはクリックを使った練習やDAWを活用するものなどがあります。
仕事の現場では
ギターを弾く仕事ですぐに思いつくのは、スタジオミュージシャンですね。
スタジオミュージシャンは、指示されたフレーズやコードを弾くのが基本です。
ということは、上で書いたフレーズやコードを作る方の能力は不要かといえば、そんなことはありません。
ギターの場合特に、ですが、すべての音の指示があるわけではなく、ある程度ギタリストに任せる、という箇所もあるのです。
だから、やっぱりフレーズやコードを作るという能力は必須なんですよね。
ギターを練習するときには
練習のときは、今やっている練習がどっちの、つまりフレーズやコードを作る練習をしているのか、それとも運指・リズム練習をしているのかをちょっとだけ意識してください。
そうすると完全に偏ることを防げます。
スケールを上下する練習をいくらやったって、良いフレーズを作ったりコードを組んだりする能力はあがりません。
逆に、いくらセンスを磨いても実際に手や指が動かなかったら演奏不可能です。
偏ると、片方の能力しか上がらないので、プロとしてやっていくのは厳しい。
おすすめの練習
偏らずに練習するもっとも良い方法は、既存の曲をつかって練習することです。
既存の曲を使うことで、センスを磨けます。
ギターソロがある曲なら、そのソロを自分で作ったものに置き換えて練習するのもありです。
また、歌があるところでもオブリを入れる練習ができます。
曲に合わせて練習すれば、リズムも気にせざるを得ません。
既存の曲は、かならず安定したテンポになっています。
自分で考えるのではなく、コードやソロを完コピすれば、手指の鍛錬にもなります。
そして最大のポイントは、弾けた気分になって楽しい、ということ。
既存曲をならしながら演奏すると、多少弾けていないところでも、音源がなることによって弾けている気がするのです。
それはだめじゃん、と思うかもれませんが、ギターは自分に酔った方が大抵の場合うまくなっていきます。
まとめ
ギターの練習と一言でいっても、さまざまな側面があります。
時間を無駄にしないよう、ちゃんと意識を持って練習に励みましょう。