アインシュタインの相対性理論。
めちゃくちゃ有名で、でも理解するのがめちゃくちゃ難しいものの代表ですね。
アインシュタインがこの理論を世界中の科学者に向けて発表したときに、それを理解できたのは5人くらいしかいなかったといいます。
いくら昔の話とは言え、科学者が集まって5人しかわからないことが一般人にわかるはずもない・・・
ところが、今はこういう動画があるんですよね。
アインシュタインが生きてたら、びっくりするのでしょうか。
100年以上前に考えられた、時間と空間が絶対ではない、という理論。
インターネットやスマホを難なく使いこなすけれど、その理論を理解できない私たち。
物事の難しさを一つのものさしではかるのはナンセンスですが、テクノロジーを熟知してはいないものの少なくとも使いこなしている私たちが相対性理論を理解できないということは、逆に言えば、現代のテクノロジーよりも相対性理論の難しさは先にあるとも言えます。
だから、アインシュタインは自分の理論を未来の人が自宅からインターネットというテクノロジーを使って無料で見られる、ということにも動じないのかもしれませんね。
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相対性理論と現代のテクノロジーを別項目のように考えることがそもそもおかしいでしょう。
もちろん、相対性理論の「おかげで」インターネットがあるわけでもスマホがあるわけでもありません。
ただ、もう少し俯瞰してみると間接的な関わりは間違いなくあります。
動画中に出てくるように、GPSのような直接的な関わりもあります。
真理を追求したい科学者の執念。
そこから生まれるテクノロジー。
その恩恵をうける私たち。
恩恵をうける私たちの中には、それをきっかけに科学に猛烈な興味を持ち、アインシュタインをも超える頭脳が生まれるのかもしれない。
こういった相乗効果が生まれつつあるのが現代だと感じます。
当時5人しか理解できなかった相対性理論。
もし当時その理論を、瞬時に、世界中の人に発表できるテクノロジーがあれば、それを理解できたのは5人のはずがありません。
そんな時代に今私たちは生きていると思うと、ワクワクします。
真理を追求するのが得意な人(アインシュタイン)
論文を理解するのが得意な人(当時の科学者5人)
人に何かを伝えたり教えたりするのが得意な人(たくみ先生)
その伝達手段を整えるテクノロジーを開発するのが得意な人(スティーブ・ジョブズ)
そこに興味をもたせるような空気、社会を作るのが得意な人(政治家・・・?)
これらの人が集まれば、天災も疫病も環境問題も乗り越えていける。
私はそう思います。
そんな時代に今生きているのでしょうね。