日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

パソコンで音楽を作ろう〜その12 ナチュラルサイクル

今回は、実際の曲を聞きながら、小節数を数えてみましょう。

 

目次

 

お題は、髭男のPretender

 

髭男、人気ありますね。私も大好きです。

歌声も良いし、歌詞も良いし、曲も良い。

MVはこれです。


Official髭男dism - Pretender[Official Video]

 

知らない人はいないでしょう。

 

小節数を数えてみる

 

動画の秒数とセクションの関係を書いておきます。

  • 0:00 イントロ
  • 0:31 1A
  • 1:08 1B
  • 1:34 1サビ
  • 2:15 間奏

今回は1番までを見ていきます。

 

各セクションの小節数は?

 

小節数を数えるのは、要するに手拍子です。

手拍子4回で1小節。前回書いたように

1,2,3,4,2,2,3,4・・・

と数えていくとわかりやすいかもしれません。

 

それで数えていくと・・・

  • intro:4+4+4=12
  • 1A:6+8=14
  • 1B:8+2=10
  • 1サビ:8+8=16

このようになっています。

 

キーナンバー4を考える

 

各セクションの小節数に足し算が用意されていますね。

これはメロディーが繰り返されれるなどを考えてこのように表記しています。

聞きながら数えるとわかると思います。

 

introと1サビはそれぞれ12、16小節、つまり4の倍数なので、やっぱりキーナンバーになってますね。

 

ところが、1Aと1Bは14,10小節で4の倍数ではありません。

で、小節数の中身をみると、赤字で書いた数字が4の倍数になっていないので、セクション全体の小節数も4の倍数になっていないのです。

 

1Aの6小節の意味は?

 

まず1Aの6小節。

これは8-2とみなしましょう。つまり8小節あるべきところから2小節削っている、とみなすのです。

 

そう思って聞いてみてください。

前のめりになって次にいっているような印象を受けませんか?

この感覚を大切にしてください。

なぜ8-2なのかを、理屈ではなく音楽で感じ取ってください。

 

1Bの2小節の意味は?

 

こちらの意味はどう思いますか?

これは解釈が分かれるところだと思いますが、狙っている効果は明確です。

サビ前の盛り上げです。

 

サビは曲でもっとも盛り上がるところですね。

だからメロディーにもコードにもアレンジにも力を入れます。

そして、さらにサビをよく聞かせるために、サビの導入部、つまりサビ前にしかけを仕込むのです。

 

そのしかけの一種に、小節数を変える、という手法があります。

それを使っているんですね。

 

ナチュラルサイクルとは

 

さて、実際の曲の小節数をみたら、ほとんど4の倍数、時々それ以外になっていますね。

 

4の倍数になって曲が進む状態をナチュラルサイクルと言います。

まさしく、自然な流れです。

 

ただ、曲というのは自然に流れるだけではなく、時々引っかかりやフックがあったほうが良いこともあります。

そうすることによって、ナチュラルサイクルの安定感をより感じられるのです。

 

変な喩えですが、病気になって普段の健康に感謝する、というのと同じですね。

 

自分の曲を作っていくときに、なんかベタだなぁ、と思ったとき。

メロやコードを再考するということもありますが、小節数を設定し直すというのも効果的です。

実際にサビ前に小節数を4の倍数でない小節数に変えている曲は多いです。

小節ではなく、1小節=4拍ではない拍子(変拍子)にしているものもあって、こちらはさらにインパクトがあります。

 

既存の曲でも多く採用されているので、探してみてください。

 

あとがき

 

曲を聞くときに、小節数で聞いたことなんてあんまりないと思いますが、曲を作るときには大切な要素なので、ぜひ手拍子しながら小節数を数えてみてください。

 

そのときに、4の倍数ではないところが出てきたら、なぜここはナチュラルサイクルになっていないのだろう、と考えてみるのは、自身が曲を作るときにとても役立ちますよ。