やっとパソコンっぽくなります。
理論はとりあえず前回までで大丈夫です。
目次
はじめに
パソコンで音楽を作る上で必要になるものはすでに記事にしましたが、その中にソフトがありましたね。
DAWソフト、と呼ばれます。
Cubase/Logic/Studio One
のどれかを選ぶんでしたね。
これら3つのソフトは、どれかのソフトでないとできないことというのはほとんどありません。
しかし、操作方法は違います。
一つ一つの作業に関して、すべてのソフトで説明したらキリがなくなります。
ですので、どのソフトのにも共通の概念を説明します。
概念の部分さえ理解すれば、各ソフトでの操作方法はググればすぐにわかります。
トラックとは?
パソコンで音楽を作るには、トラックというのを重ねていきます。
トラックとは、楽器だと思ってください。
ギターのトラック、ベースのトラック、ドラムのトラック、ボーカルのトラック、ピアノのラック、、、
こういう感じです。
各トラックの音が同時になって楽曲になります。
それはバンド演奏で同時に楽器をならすことと同じです。
イメージしやすいですね。
トラックの種類は2つ
ここからがさらにパソコンらしい領域に入ってきますよ。
トラックには2種類あると思ってください。
それは、オーディオトラックと、MIDIトラックです。
オーディオトラックからいきましょう。
オーディオトラックとは、録音された音のトラックです。
すべてのトラックがオーディオトラックということもあります。
それはつまり、すべてのトラック、つまり楽器を録音した、ということですね。
ではMIDIトラックとはなんでしょうか。
それは、録音ではない音の出るトラックです。
MIDIの概念は前の記事でも話したとおりですが、簡単に言えば
MIDI信号→MIDI音源(ソフトシンセ)→音がなる
という仕組みです。
ですから、MIDIトラックには信号とソフトシンセのどちらも設定してあげなければいけません。
MIDIを打ちこんだ(MIDIの入力のことを「打ち込み」と言います)のに音がでない、という場合、ちゃんとソフトシンセを設定しているかを見ましょう。
また、ソフトシンセを設定してもMIDI信号がなければ、つまり打ち込んでなければ音は出ません。
オーディオトラックとMIDIトラックの使い分け
トラックの種類はどうやって決めるのか。
例えばピアノの場合。
自分で生のピアノを持っていて、それを録るマイクやケーブル、マイクスタンドも持っている。
それからオーディオインターフェイスも持っている。
マイク録りに欠かせない、静かな環境がある。
最後に、ピアノが弾ける。
これだと、オーディオトラックですね。
上に書いた条件に当てはまる人ですぐに思いつくのはプロの現場です。
今でも、ピアノをオーディオで録ることは多々あります。
ではMIDIトラックを使うときはどういうときか。
オーディオの逆です。
ただ、機材はお金を出せば どうにかなるものの、ピアノが弾けるかどうかはすぐには解決しません。
それに、静かな環境もそう簡単には用意できません。
こういう場合はMIDIトラックです。
MIDIトラックで打ち込むのなら、ピアノを弾ける技術はいりません。
1音ずつ弾いていってもよいし、マウスで入力していってもよいのです。
あとがき
次回もトラックについての話を続けます