MIDI録音後にすぐにすることがあります。
目次
またまたおさらい〜MIDI信号の中身
MIDI信号に含まれるのは
- 音の高さ
- 音の長さ
- 音の大きさ
ということは繰り返し伝えてきました。
これらは、DAW的な用語では
- 音の高さ:ピッチ
- 音の長さ:デュレーション
- 音の大きさ:ベロシティー
と言います。
DAWソフト上でこれらの用語を見つけたら参考にしてください。
MIDI録音後の処理
さて、MIDI録音は、対象トラックを録音待機にして録音開始、MIDI鍵盤で打ち込んでいく、ということは以前の記事で書きました。
上記した信号のうち、ピッチに関してはMIDI鍵盤で打ち込むので、ミスしたところのMIDIデータを上下にドラッグして修正します。
MIDIデータの横方向、つまりタイミングの修正は、一つ一つのデータを横方向にドラッグして修正しても良いのですが、前回の記事で書いたクオンタイズで整えたら一発で終わります。
で、残りのデュレーション、ベロシティーも瞬時に修正します。
(デュレーションは、ドラムなどのワンショットものは調整不要です、過去記事参照)
クオンタイズも含めれば、MIDIを打ち込んだあとに
- クオンタイズ
- デュレーション
- ベロシティー
は一気に処理をします。
これらの動作には、各DAWソフトに必ずショートカットが用意されています。
(またはカスタマイズして割り当てられます)
基本動作は、処理したいMIDIデータを選択して一括処理です。
慣れれば、この3つを処理するのに、10秒もかかりません。
微調整は各MIDIデータを直接触る
一括処理ということは、全部数値がそろうということになります。
クオンタイズはまだしも、デュレーションやベロシティーは全部が同じ数値になると、結構変です。
だから、一括処理をしたあとに個々のデータを編集します。
デュレーションはMIDIデータの端っこをドラッグ、ベロシティーは編集ウィンドウの下部に棒グラフのように表示されるものが多く、その棒を上下にドラッグするとベロシティーを調整できます。
ショートカットを多用しよう
主要な動作は、ショートカットが用意されています。
DAWは様々な作業を行いますが、主要な作業だけでもショートカットを覚えておけば、操作スピードは格段に上がります。
また、ショートカットのカスタマイズもできるので、自分が最も使う作業に覚えやすいショートカットを割り当てて作業効率化をしておきましょう。
あとがき
パソコンで音楽を作るメリットはありとあらゆる方面であるのですが、パソコンを使うことによって作業ストレスが溜まるのはもったいなすぎます。
だから、操作の部分は使う機能だけをショートカットとして覚えてしまって、空いた時間をクリエイティブなことに使う方が良い。
パソコン「が」音楽を作るのではなく、パソコン「で」音楽を作るのですから。