クオンタイズの説明です。
目次
リズムについて
音楽の三要素って実は学校で習います。
でも覚えている人はあんまりいません。
アカデミックに音楽と関わらなければいけない人をのぞけば 、特に「覚える」必要はありません。
「覚える」を強調したのは、不要なのが「覚える」ことだけであって、必要不可欠なもの、つまり音楽の三要素と言っても過言ではないことは確かだからです。
その三要素は、リズム、メロディー、ハーモニーです。
そして、POPSにおいて最重要なのは、誰がなんと言おうとリズムです。
POPSにおいては、リズムが狂うというのは、楽曲として不完全だということを意味しています。
グルーブって?
リズムに対して、グルーブという用語もありますね。
グルーブとは、めちゃくちゃざっくりいうと、気持ちの良いリズムの総称です。
そして面倒なのが、気持ちの良いリズムは、メトロノームにぴったりとは限らない、といういことです。
8ビートを叩いているだけなのに、やけにビートがかっこよくきこえる。
プロのドラマーが叩いているのを見たことがあるひとなら、こういう経験があるはずです。
これは、メトロノームぴったりより少しだけ前や後ろにずらして叩くことで、うねりを出している、なんてことが言われます。
グルーブよりもメトロノーム
パソコンで音楽を作る上で、グルーブは一旦無視しましょう。
なぜか。
それは、メトロノームぴったりで作ったうえにグルーブを重ねる、という順番をたどるからです。
メトロノームぴったりになっていない状態がグルービーなのか、単なるリズムが悪いのか。これは似て非なるものです。
ですが、繰り返し言いますと、まずはピッタリ。そのあとグルーブです。
クオンタイズとは?
さて、タイトルになっているクオンタイズ。
これは、楽器の演奏をメトロノームぴったりに合わせてくれる、という機能です。
MIDIで録音するときにはメトロノームをつかって打ち込みますが、いくらぴったりにしようと思っても、人間ですからコンマ数秒はずれます。
ここがパソコンの強いところです。
1ミリの狂いもなくぴったりに合わせてくれます。
本当はオーディオでもできますが、とりあえずMIDIのみです。
ドラムはもちろん、ベースやピアノでもバンバン使います。
あとがき
次回はクオンタイズの続きを書いていきます。