日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

確定申告書Bを見たら、税金の計算方法が学べます その2

前回の続きです。

 

目次

 

⑧所得税額

 

これこそ、まさに本当の税額です。

一年間にどのくらいの所得税を払っているか、と聞かれたら、これを答えます、

 

収入から所得税を計算するためには、こんなにも長い道のりをたどるのだ、と改めて思いますね。

 

その道のりで重要になってくるのが、所得です。

所得の意味、もっと詳しく言えば、収入と所得は何が違うのか。

これがわかれば、その周りのことも色々と理解しやすくなります。

 

ところが、計算はまだ終わってませんね。

 

⑨源泉徴収額

 

難しさの象徴になっているワード、源泉徴収が出てきました。

 

本当の詳しい意味はさておき、確定申告や年末調整で多くの人が耳にする源泉徴収とは、所得税のことです。

 

へ、所得税なら所得税といえば良いじゃない?

いえいえ、もちろん違いがあります。

所得税のなかでも前もって支払い済みの所得税を源泉徴収というのです、

 

でもおかしいですよね。

所得税を求める式を見たら分かるように、所得税額は収入が決まって初めて計算されます。

前もって金額が決まることは決してありません。

 

じゃあ、前払いの源泉徴収額ってどうやって計算するのか。

それは、「このくらいじゃないの?」という金額を決めておくのです。

 

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出典元:国税庁 退職所得の源泉徴収税額の速算表(平成30年分)

なにやら難しそうですが、要は勝手に決まります。

 

⑩納税額

 

ただ、あくまで「このくらいじゃないの?」なので、収入が決まったあとに実際に計算して得られる所得税額とは違うのです。

 

もちろん、それでは困るので、実際の所得税と支払い済みの源泉徴収税額で調整します。

 

源泉徴収税額の方が本当の所得税額より多かった、つまり払いすぎていた場合は返金してくれます。

このお金を還付金と言います。

 

逆に、源泉徴収税額の方が本当の所得税額より少なかった、つまり納税額が足りない場合は追加で税金を払わないといけません。

 

おまけ

 

源泉徴収って、やっぱり面倒です。

なんでこんなややこしいことするの、という素朴な疑問を持つ人も多いはずです。

 

これに関しては以前に記事を書いているので、御覧ください。

 

 

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