留学って、海外の「学校に行くこと」だと思ってたんですけど、ちょっとググったら違うみたいですね。
長時間とどまって勉強したら、学校に行っても行かなくても留学だそうです。
私は、とある外国に1年半くらい滞在しましたが、これまで「留学経験がある」とは言ったことがなかったのは、こういった理由からです。
こうなると私も留学経験者ということになりますね。
さておき、、、
私は留学って良いと思いますよ。
ただ、それを実り多いものにしようと思ったら、いくつか条件があると私なりに思います。
まずひとつ目は、学校に行かないこと。
日本人の友だちができて、日本語を話す機会が増える、つまり英語を話す機会が相対的に減るから。
留学目的が言語習得だけだとは限りませんが、逆に言語習得目的ゼロという人もいないんじゃないですかね。
2つ目は、お金を持って行きすぎない。
海外に行ったら、せっかくだからといって観光地に行くなど遊びまくりたい気持ちは必ずありますが、それは結局留学じゃなくて観光です。
言語に限らず、何かしらを身に付けたいと思うのならば、娯楽ではない経験を積んだ方が良いと思います。
3つ目は、働くこと。
2つ目と少し重なるのですが、海外で働くというのは、凄まじい経験になりますよ。
別に就職とかじゃなくても良いんです。
アルバイトで全く問題なし。
出勤義務があるから、遊びまくれないし、接客じゃなくとも必ず英語を使ってのコミュニケーションが要求される場面があります。
そして、お金が入ってくるのはやっぱり素晴らしい。
言語習得に限らず、本質的な学びってほとんど「働くこと」からじゃないですか?
それは、国内だってそうです。
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1つ目にも書きましたが、日本人とつるむ、というのが最もNG。
実際に、海外滞在中に出会った日本人で、半年間一度も日本人以外と話していない、という猛者がいました。もちろん言語は全然・・・
でも逆に言えば、日本人とさえつるまなければ、やはり日本で語学習得するよりスピードは早いでしょう。
確かに、日本でも英語は習得できます。ネイティブもいますし、テクノロジーも進化しているし、情報もたくさんある。
でも、そんなに強い意志を持って勉強できる人なんてそうそういません。
ネイティブとコミュニケーションを取る機会を、日本人とコミュニケーションを取る機会よりも多くなるような環境を整えるのは、国内では至難の技でしょう。
一方上記条件をふまえた上での留学の場合、朝から晩まで英語です。
見るものも話す相手もぜーんぶ英語。
驚くことに、夜見る夢の中の会話まで英語になっていきます。
こんな環境を日本で作ることはまず不可能です。
そこまで意思が強くなくたって、学校に行かなくたって、英語なんて所詮言語なんだから、英語圏で英語を使った生活をすれば、必ず話せるようになります。
(未就学児だって、母国語のコミュニケーションは取れるでしょう?)
日本で英語を習得できないのは、意思が弱いからというのもありますが、留学経験を経て英語が話せるようになった人の中で、それが日本にいたままでも英語堪能になれた、という人は少数ではないでしょうか。
海外滞在(労働)経験と言語習得を考えたら、決して悪くないものだとおもいますけどね。