お金の知識も政治の知識もほとんどないような幼少期から、国の借金のニュースはありました。
知識はなくても、借金という言葉の意味はわかります。
そして、何人かの友人や大人に質問しました。
「誰から借りてんの?」
借金に貸す人が必要なことくらいわかります。
ところが、そのときにちゃんとした答えを教えてくれた人は一人もいませんでした。
借金という言葉のイメージはマイナスだったので、誰から借りているのかもわからないまま、良くないことだなぁ、程度の印象だけが残り続けました。
大人になって、ネットが普及して、様々な知識が早く簡単に手に入れられる時代が到来しました。
日本は誰からお金を借りているのか。
海外から借りているのは6.9%のみ。
他はすべて国内での借金。
よく例えられる話で、家族内での借金みたいなもの。
子どもが借りているお金のうち、7%くらいが他人から、残りは親から。
この家庭が破産すると思いますか?
もちろん、国内であってもあまり多額になれば借金は良くない。
かといって、まるで日本が財政破綻するような言い回しは変です。
冒頭の記事にもある、一人あたりの借金は、という表現は、貸しているのが身内だと考えるとかなりいびつな計算です。
子どもにお金を貸しているのが親なのに、子どもの借金を貸し手である親も含めた人数で借金を割るなんて変。
◆
なかなか経済が上向きにならない日本。
国債発行を「借金が一人あたり〇〇万円」と表現することによって渋る口実にする。
上記したように、概念が間違っています。
国債発行しすぎるとハイパーインフレが起きる、と煽る。
現状をみて、ハイパーインフレなんて起きようがありません。
なにかモヤモヤしますよね・・・