今日は、とあるライブを見に行きます。
こんなご時世なので、しっかりと感染症対策をした会場、入場制限ありです。
公演開始が15:00と、かなり早め。
客として見に行く一方、マニピュレータが私の仕事関係者なので、リハにも同席しました。
演者はだいたい顔見知りですが、ベテランの方々なので私より年も上だし、音楽キャリアも上です。
サウンドチェックが一通り終わって演者の方とご挨拶代わりに話していると、「〇〇さんに見られると緊張しますよ」(〇〇は私の名前)と言われました。
いやいやご冗談を、と思ったのですが、もしかして本当なのかも、なんて思います。
音楽的に優れた人の前で演奏するのに緊張するのは当然ですが、別に私自身は音楽的に優れているわけではないし、どう考えたってその方の方が上です。
でも、他の多くのお客さんに比べれば、確かに音楽に仕事として触れてきた時間は随分と長いでしょう。
だから、プレッシャーを与えてしまうのかもしれません。
ただ、そう言われると私も緊張するんですよね。
ちゃんとみなきゃ、と思います。
キャリアにあぐらをかくことなく、真面目で謙虚な方なので、後日感想を聞かれると思います。
その時に、ちゃんと答えられないと、音楽を仕事にしている者として失格です。
音楽は勉強ではないので、ライブではちゃんと楽しみます。
それと同時に、音楽業界に身をおいているものとしての見方もすることが大切だと私は思います。
私自身、ステージには今でもあがります。
やっぱり、身になる意見がほしいと思います。
私が最も尊敬するギタリストである梶原順氏が言っていました。
今の自分で良しとしない、それがプロだと。
自分で見つけられる改善点もありますが、人に指摘されて初めて気づく改善点も多い。
今日はそういう心持ちでライブを見に行こうと思います。
もちろん最優先は楽しむことですけどね。