質問です。
人生でもっと多い出費ってなんだと思いますか。
この質問を周りの何人かにして、正解できた人はいませんでした。
出てきた答えは、食費、住宅費、車関連費など。
いやいや、比にならないほどぶっちぎりで1位があります。
それは、税と社会保険料、つまり国に払うお金です。
人にもよりますが、おおよそ生涯収入の2割位は払っているという統計ですね。
節約して自由に使えるお金を少しでも増やしたいなら、これに目をつけるのは当然です。
ところが、スーパーで少しでも安い買い物をしようとしている人は多いのに、税金や社会保険料を少しでも安くしようと思う人は少ない。
効果はこっちのほうが大きいのに。
理由は簡単、少しだけ難しいからです。
確かに、スーパーで安いものを買う節約に比べたら、ちょっと勉強が必要。
でも、この時代は勉強もしやすい。
机に座って参考書を読みながらノートを作る、みたいな勉強もありますが、You Tubeを見まくる、という方法だってあります。
税金や社会保険料の勉強って言ったって、何から初めて良いかわからない、、、
そういう人も多いですよね。
大丈夫です。
最高の素材が手元にあります。
給料明細です。
それから年末にもらう源泉徴収票。
これらをちゃんと見るというのが最高にして最適なスタートです。
自分の収入に直結してるから実感がありますしね。
給料明細に書いてある項目をいちいち確かめて見ましょう。
給料がいくらか、ということを考えるとき、手取りは言えても収入(=額面)は把握していない人が多い。
まるで手取りがメインで収入額がサブみたいな感覚ですが、逆ですよ。
収入に対して手取りがかなり減っていたら、なぜ減らされているのか気になるでしょう?
もらえるはずのお金がもらえないのはどうして?となりませんか?
そして、税金や社会保険料の仕組みを勉強すればするほど湧き上がる疑問、それは「なんでこんなにわかりにくい仕組みなんだ!」ということです。
ちょっと勉強したらわかると思いますが、これは勉強なんかして節税してほしくない、という国家の思惑、、、とまで言ったら陰謀論信者みたいになりますが、それに近いものであることは間違いない。
そもそも、毎日関わっているお金なのにその教育が義務教育でないのはおかしいと思いませんか?
成人して古文漢文が役に立ったことは一度もありませんが、お金と関わらずに過ごした日は1日としてありません。
この辺から読み取れるのは、国は積極的に税金や社会保険料のことなんて教えてくれない、ということです。
だから、未払いや滞納に関しては厳しいけど、もらえるはずのお金をもらっていない人に手助けなんてしてくれません、自己責任です。
つまり、こういういことです。
知らない人は損をします。
繰り返しますが、まずは給料明細と源泉徴収票を理解しましょう。
ここだけ理解するだけでも、もらっているお金の捉え方がかなり変わるはずですよ。