日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

ミュージシャンのための確定申告〜その5〜

前回までは↓

ミュージシャンのための確定申告〜その1〜

ミュージシャンのための確定申告〜その2〜

ミュージシャンのための確定申告〜その3〜

ミュージシャンのための確定申告〜その4〜

ミュージシャンのための確定申告〜その4.5〜

 

8.確定申告書の書き方|Gパンパンダ星野(税理士兼公認会計士芸人)|note

 

今どきだと、会計ソフトを使えば、この表に直接記入することはないでしょう。

自分もありません。

 

ただ、今までお伝えした数字さえ把握しておけば、数字を埋めていくは結構簡単です。

 

年末にもらう源泉徴収票よりは、色分けもされていてわかりやすい。

 

 

 

収入金額等

 

まずは収入です。

把握している収入を記入するだけです。

お伝えしたとおり、源泉徴収されている収入があったら、源泉徴収される前の金額です。

1年分すべてを合計して、「ア」に記入します。

ここ以外は、何も書かなくて良いです。

 

所得金額

 

所得は、収入から経費を引けばよいだけです。

経費は把握しているはずですね。

「ア」に記入した収入金額から、1年分の経費合計を引き算した答えを、①に書きましょう。

で、合計欄⑨にも同じ金額を記入します。

 

所得から差し引かれる金額

 

今なら、これのことを「控除」と言うことがわかるはずですね。

控除で説明した金額を入力していきます。

 

社会保険料控除

 

社会保険料控除は、その年に払った国民健康保険料と年金保険料の合計です。

※年金は、追納して払った分も、払った年に計上してよい

 

生命保険料控除

 

生命保険料控除は、民間の生命保険に加入している人は記入してください。

年末あたりに、「控除証明書」というはがきが郵送されてくるはずです(データもあるのかな??)。

 

配偶者(特別)控除

 

配偶者(特別)控除も説明しましたが、これは金額がわからないかもしれないので、これを参考にしましょう。

2020年確定申告】配偶者特別控除の完全攻略ポイント6つ

右上の「控除を受ける納税者本人の合計所得金額」というのは、あなたの1年の所得金額、つまり、上で書いた⑨の金額にあたります。

で、該当するところの金額を記入します。

例えば、あなたの所得が400万で、配偶者の年収が153万円だったら、36万円ですね。

 

基礎控除

 

48万円です。

 

ここまで書いたら、表に書いてあるように、控除金額の合計を計算して㉑に記入。

同じく㉕にも記入しましょう。

 

税金の計算

課税される所得金額㉖

⑨から㉕を引いた金額ですが、千円未満の端数切捨てます。つまり、計算結果の下3桁を「000」に変えれば良いだけです。

 

上の㉖に対する税額㉗

 

この表を使って計算します。

※「C」というのは、㉖の金額のことです。

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難しそうに見えますが、電卓を使えば簡単です。

まあ、会計ソフトを使えば、こういうところを自動でやってくれるので楽なんですけどね。

 

差引所得税額㊳と再差引所得税額㊵

 

㉗と同じ金額で良いです。

 

復興特別所得税額㊶

 

書いてあるとおり、㊵(つまり㉗)に2.1%をかけた(0.021をかけた)答えを記入。

 

これは、名前の通り震災の復興のために課される税金です。

何度かブログで書いてきましたが、震災の復興に何か手助けしたい、と思う人は、つまりたくさん働けばこの欄の数字が上がるので、いっぱい働きましょう。

 

所得税及び復興特別所得税の額㊷

 

㊵と㊶を足した金額です。

 

これが、あなたの所得税の金額です。

どうですか?高いと思いますか?

この額が、あなたが国に支払う所得税、ということをしっかり認識しておきましょう。

 

でも、まだちょっと続きます。

なぜかって、前回説明した、すでに源泉徴収として支払った金額を差し引かないと、所得税の2重払いになっちゃうからです。

 

源泉徴収税額㊹

 

その年に源泉徴収された合計額を記入しましょう・。

申告納税額㊺は、㊷から㊹を引いた答えを記入。

これがあなたが実際に払わなければいけない金額です。

 

ここがもしマイナスだったら、これは源泉徴収で支払いすぎているので、返金しますよ、ということですね。

この返金のことを「還付(かんぷ)」と言います。

これまた確定申告でしか聞かない用語ですが、要は国からの返金です。

 

その場合は銀行振込になるので、口座情報を下の方に書きましょう。

 

ということで、ほとんど終わりました。

本当は青色申告特別控除とか、第2表とかあります。

だから会計ソフトを使ったほうが楽なんですよね。

この辺は、すべて会計ソフトが自動でやってくれるので。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

最後の方はちょっと雑になった感じがありますが、実際に大変なのは、収入と経費と控除を把握する、というところだけで、それ以外は指示に従って計算し、欄をうめていくだけなんです。

 

ちゃんと納税して、スッキリしましょう!