会計ソフト、freeeからMFクラウドへ乗り換えることをほぼほぼ決めていますが、とりあえずMFクラウドの方はまだ無料体験中です。
MFクラウド、本当に良いですね。
以前も書きましたが、MFクラウドは初歩的な簿記の知識を必要とします。
少なくとも、借方、貸方と、5つの要素(資産、負債、純資産、費用、収益)の知識は必要。
簿記の勉強はしていましたが、個人事業主として会計する実践としてやってみると、理解度がグンとあがります。
簿記の教科書に載っている仕訳の順番と、自身の会計に出てくる仕訳項目の頻度は結構違います。
例えば、私はキャッシュレス決済を多く使いますので、クレカや電子マネーの仕訳がとても多い。
でも、教科書にクレカで支払った場合の仕訳はあんまり載ってませんよね。
私が持っている教科書は少し古いからかもしれませんが、最近のものを見ても、手形や小切手などの項目が優先的に書いてあります。
逆に、仕訳の基本である商品売買に関連する仕入の勘定科目は、ミュージシャンにはあんまり発生しません。
ミュージシャンにとっての仕入れは、あえて言えば音楽のインプットでしょうけど、それをそのまま売ると違法ですしね・・・
同じ理由で、買掛金もあまりありません。
では、実際の仕訳を見てみましょう。
消耗品(1000円)をクレカで支払ったとき、支払った日の仕訳は
(借)消耗品費 1000円 (貸) 未払金 1000円
となります。
クレカは後払い、つまり負債です。
(負債増加なので貸方)
未払金の補助科目をクレカの名前にするのが一般的だと思います。
で、クレカには支払元の銀行口座がありますよね。
クレカの支払いが銀行から引き落とされた日の仕訳が
(借)未払金 1000円 (貸)普通預金 1000円
となります。
(負債が減少するので借方)
普通預金の補助科目を銀行口座名にするのが一般的です。
クレカの使用分が銀行口座から引き落とされるのは、デビットカードでない限りたいてい月に1回で、月にクレカで1件しか決済しないということはないと思うので、引き落とし日の仕訳の金額は、クレカの支払い合計額になるはずです。
仕事で得た収入、経費、元入金をちゃんと帳簿につければ、
- 年度の最初に〇〇円あって
- 期中に〇〇円の収入があって
- 期中に〇〇円の経費を使ったから
- 年度の最後に純利益(所得)として〇〇円残った
ということがはっきりわかります。
法人化してないない場合、お金をもらったり使ったりするのが、個人としてのものなのか事業としてなのかをはっきりさせないと、わけがわからなくなります。
だから、本当は事業用の銀行、クレカを作るのが一番です。
さもないと、事業主貸、事業主借の勘定科目が多くなりすぎます。
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あしたは、Paypayで消耗品を買ったときの仕訳を考えてみます。