日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

ビリヤードの流行りがイマイチな理由は、常連さん?

私は、ビリヤードをこよなく愛する(の割にあんまり上手くない)40代男性です。

私を含め、ビリヤードをやっている人は、

「もっとビリヤードが流行ってほしい」

と思っているのではないでしょうか。

 

ちなみに、よく比較されるのがダーツ。

欧米ではダーツよりビリヤード人口の方が多い、なんていうデータもあるようですが、日本では逆です。

 

生成AIに聞いてみました。

(せっかくなので、比較的新しいAnthropic社が開発した会話型AI「Claude」を使ってみました。)

 

ビリヤードとダーツの間には人気度の違いがありますね。

ビリヤードがダーツほど一般的ではない理由としては以下のようなことが考えられます。

 

  1. ダーツはルールがシンプルで、場所を取らずに気軽にできる遊びです。ビリヤードは場所が必要で、技術の習得に時間がかかります。
  2. ダーツは個人プレーが中心で、ビリヤードは2人以上でプレーするのが一般的です。個人でも気軽にダーツを楽しめます。
  3. ダーツは酒場などで気軽に遊べるゲームとして定着しています。ビリヤードは専用のビリヤード場に行く必要があります。
  4. ダーツの用具は安価で手軽です。ビリヤード台やキューなどの用具は高価で、維持管理も必要です。
  5. ダーツはテレビの選手権などでメディアに取り上げられ、認知度が高いです。ビリヤードの露出は少ないように思います。


このように、ビリヤードはある程度のスペースと設備、技術が必要な一方、ダーツは手軽に気軽に楽しめるゲームとして普及したのが大きな違いだと考えられます。

 

納得のいく推察だと思います。

 

ただ、ビリヤードという競技上、致し方ない内容もありますよね。

1、2、4はそれにあたります。

 

3と5は、たまごが先かひよこが先か、ということにもなりますが、ある程度流行ったらビリヤード台を設置するところもメディア露出も増えそうです。

 

 

生成AIの分析は正しいと思いますが、これとは別に私が個人的に思う要因を述べます。

それは、

「かっこよくない」

からです。

 

はい、今ビリヤードファンをかなり敵に回したと思います。

でも最後まで読んでいただけると嬉しい。

 

当然ですが、私にとってビリヤードプレーヤーはめちゃくちゃかっこいい。

その競技に精通していなくても、美しいフォームってわかるものですよね。

ビリヤードにもそれは当てはまるとおもいます。

 

でも、私が思っているのはそこじゃないんです。

競技以前に、服装や髪型など、いわゆる「おしゃれかどうか」です。

 

正直、私はここにダーツとの決定的な差を感じます。

何かが流行るのに大切なのは、若い層を取り入れられるかどうか、ですが、その点どうでしょう。

 

ちなみに、Googleで

「ダーツ 大会」

「ビリヤード 大会」

で画像検索してみてください。

 

少なくとも日本のビリヤードの大会は、蝶ネクタイ、ベスト着用、ジーパン・サンダル不可、というものが多い。

 

カジュアルというより、フォーマルという方向です。

 

正式な大会は仕方ない?

そうかもしれません。では各ビリヤード場で行われている小規模な大会や月例会はどうでしょう?

 

これまた、服装にまったく気を使っていない中年くらいの男性が多めの印象です。

何年前に買ったかわからないシャツに、寝癖をなおしただけの髪。

 

あくまで私の個人的な印象でしかありませんが、実際に私の周りにいる、「ビリヤードをやっていない人」に聞いた、ビリヤードのイメージの中には

「マニアックなおっさんがやっている娯楽」

というものが少なくありませんでした。

 

ビリヤードをスポーツ競技と捉えるか、娯楽と捉えるか、は難しいところです。

 

今現在、足繁くビリヤード場に通っている、いわゆる常連さんにとっては、スポーツ競技と捉える人が多いのではないでしょうか。

だから、ビリヤードのかっこよさを、フォーム、技術、戦略に求めます。

 

一方、まだビリヤードをやったことない人からすると、ビリヤードは娯楽に分類されるのではないでしょうか。

で、娯楽にしては雰囲気や空気が地味。

こういうものに惹かれる若い人は少ないでしょう。

 

ビリヤードに対する捉え方、価値観が常連さんとそれ以外で乖離しているので、より分断がすすんで、マニアック化しているのだと思います。

 

 

Jリーグの立役者の一人である三浦知良さんは、

「サッカー選手は、サッカーをしている時以外もおしゃれでかっこよくしていないと、子どもたちに憧れられない」

と言っていたそうです。

 

普段の格好をいくら気にしても、サッカーの技術が上がるわけではありません。

でも、そこが大切だと思ったのだと思います。

 

ビリヤードのプロの人たちの普段着は知りません。

だから、そこはわからない。

私が思うのは、常連さんたちです。

 

ビリヤード屋さんは、常連になると長くそこにいるので、まるで家のような居心地になります。

それは決して悪いことではありません。

 

ただ、家のような場所であっても家ではありません。

ちゃんと外出用の格好をするべきです。

極端におしゃれにする必要はありません。

外出前に鏡で全身を見て、清潔感のあるちゃんとした服装や髪型になっているか、くらいはチェックしてほしいところです。

 

常連さんたちが、初来店の人たちをよそに、ダサい服装や髪型で、ビリヤードの上手さで盛り上がっているだけでは、分断がすすむだけで、流行ることはまずない。

 

一人のビリヤードファンとして、少なくとも私は、ちゃんとした格好でビリヤード屋さんに行こう、と心がけようと思います。