以前、宇宙人の存在についての記事を投稿した。
自分の中で、3大超常現象は
・宇宙人
・幽霊
・超能力
だが、今回は幽霊について。
幽霊は(ほぼ)いないと思っている。
具体的には、今言われているような幽霊はいないと考える。
なぜなら、今言われている幽霊も、どう考えても、生きている人間が恐怖心から作り上げたとしか思えないところが多々あるからだ。
まず、幽霊の目撃情報に関して。
世界には男性と女性が良い感じに半々くらい生きている。つまり、だいたい同じくらいの割合で死んでいく。しかし、幽霊に目撃例は女性の方が多い印象を受ける。
性別だけでない。色白、長い髪あたりの目撃例が、生きている人の割合よりも多い印象を受ける。
女性、色白、髪が長い人が幽霊になりやすい原因でもあるのだろうか。
黒人でメガネをかけた、肥満体型の幽霊がでてもおかしくないはずだが、あまり目撃例を聞いたことがない。
また、足がないというのも結構聞くが、これは江戸時代の画家、円山応挙が、幽霊の絵をより怖く印象づけさせたい為に考えたという説が有力。勿論、海外の幽霊にはしっかり足があるし、足がない幽霊というイメージは全くない。
日本の幽霊だけが、出てくるときに「あ、足を消さなきゃ。だって円山さんがそんな風にかいたんだもの」と判断して出てくるのだろうか。幽霊に国籍があるとは驚きだ。
そもそも、なぜ幽霊は「怖いもの」でないといけないのか。
ハレー彗星は、その昔悪魔の星として恐れられていたらしい。オーロラも「天空の戦争」だと思われ、恐怖の対象だった。
それが一転、現在ではハレー彗星がくるとなると、一大天体ショーと言わんばかりにその情報が拡散され、世界中の人がその非日常な様子を愉しむ。
オーロラは、確実に見られるか分からないのに、高い旅費と時間をかけて見に行く人がいるくらいだ。
昔は怖かったが、現在は愉しい。この変化が起こった理由は、そのものが何なのか科学的に解明されたからだ。
幽霊は、確かに得体のしれない存在(?)だ。しかし、それが恐怖の対象になっているのは、これまで得た情報の先入観で「怖いもの」と思っているというのに加え、いまだその存在が科学で証明できていないからだ。
つまり、ハレー彗星やオーロラのように、幽霊が存在したとして、その発生理由が科学的に証明されれば、実は怖いものでも何でもなくなる。
現在の心霊スポットは、すべて観光スポットに変わるだろう。入場料を払ってでも見たいという人も出てくるに違いない。
亡くなってしまった祖先に会えるのは、嬉しいことではないか。(おそらく足もある)
仮定の話だが、江戸時代の人が現在にタイムスリップしてきたら、テレビのリモコンでテレビの電源をつけるだけで、超常現象といって怖がるに違いない。
電気もテレビもリモコンもない時代の人にとって、その現象は、まさに「超常現象」だ。
死後の世界の存在は、これはもう絶対にわからない。なぜなら、誰も死んだことがないからだ。実験や検証ができないのだ。
科学の目的が、世の中のあらゆる現象を解明することにあるとすれば、死後の世界は科学が挑む最大の謎の一つだろう。
だからこそ、人は死んだら魂になって、恨みがあった人は幽霊になって時々出てくる、という小学生でも考えつくような幼稚なもののワケがない。もっともっと複雑な何かがあるかもしれないし、あってほしいと願っている。
複雑なものは、得てして高級だ。