日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

チェーン店は本当にまずいのか

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世の中にあるたくさんの職種のなかで、これだけは自分には無理だろう、と思うものの筆頭は、飲食だ。

人は必ず食事をするので、その需要は耐えることがない、ということを皆知っているので、その業界の競争は相当に激しい。

昔、あんなに揺るがなかったマクドナルドの凋落も、飲食業界ならではだろう。

自分には到底ムリと思っている分、その世界で働く人に対するリスペクトも大きい。

食事に行くことは大好きなので、その業界の人は今後もぜひ活躍してもらいたいと願うばかりだ。

食通に受けの悪いチェーン店

さて、世の中には食通と呼ばれる人が結構いる。

その中の一部はプロの人(つまりそれで生計を立てている人)もいれば、趣味でいろんな飲食店を探索し、食レポをしている人もいる。

しかし、こういった人たちには、往々にしてチェーン店は受けが悪いようだ。

しかし、チェーン店は本当にクオリティーが低いのだろうか。

味が良くないとチェーン店化は不可能ではないか

どんなに大きなチェーン店でも、最初は1店から始まるはずだ。

その店が繁盛した結果、その収益の一部を投資して2店目を出し、その連続がチェーン店化したということだろう。

 

ということは、根本的に収益が上がっているからチェーン店化できるのだ。

収益が上がるということはどういうことか。

それは、様々な側面があるだろう。

飲食の世界は流行り廃りも激しいし、立地も重要だ。勿論サービスも大切な要素の一つだろう。

しかし、やはり大事なのは味だ。

 

チェーン店の提供する食事の味が悪かったら、チェーン店化できないはずだが、なぜかチェーン店の味は評価が低いことが多い。矛盾を感じる。

 

確かに、1店目を出した時にクオリティーを完全に保ちながら店舗展開するのは相当に難しいだろう。

人の手作り料理だとすれば、同じ腕の料理人を店舗の数だけ用意しなくてはならない。

それが無理となると、冷凍や真空パックを利用したものに頼ることになり、結果クオリティーは落ちる。

 

しかし、実はその理由よりもっと別の理由がある気がしてならない。

それは、「チェーン店はまずい」という先入観がそう思わせているのではないか、ということだ。

先入観が味のクオリティーを左右する

チェーン店の出すメニューと、個人経営の飲食店の出すメニューを食べて、ブラインドテストでどちらが美味しいかをテストしてみたら、はたしてどのくらいの人がチェーン店の味をまずい、と言うのか。怪しいものだ。

 

ある有名チェーン店では、年に1回料理長の査定があり、その査定に合格しなかったら、料理長の座を奪われる、というシステムがある。

査定で出すメニューは、既存のメニューはNGで、毎年創作メニューを考えなくてはいけないし、もちろん味もよくないといけない。

組織だってこういったシステムを採用しているチェーン店の味には、かなりの期待を持てるはずだ。

 

飲食に限らないが、物事はできるだけ先入観抜きで見定めたいと思う。

 

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